菅官房長官は8日の閣議後の記者会見で「明治日本の産業革命遺産」を巡って韓国が世界遺産への登録に反対していることについて、政治的主張を持ち込むべきものではないとしたうえで、韓国側に日本の立場を説明し理解を求めていく考えを示しました。 そのうえで「世界遺産委員会では、ユネスコの諮問機関・イコモスの勧告が尊重されて、技術的、専門的見地から審査されることを期待したい。政府としては韓国などに対して十分説明し、これからも理解を求めていきたい」と述べました。 また、内閣官房の推進室を所管する石破地方創生担当大臣は「先の大戦中の朝鮮半島出身である方々の旧民間徴用工の問題とは、対象とする年代、歴史的位置づけ、背景が異なる。韓国はもとより、世界遺産委員会の委員国に対して十分、説明し理解を求めていくことが極めて肝要だ」と述べました。
はじめまして。私は米国ジョージタウン大学で日本歴史を教えているジョルダン・サンドというものです。2006年、ジョージタウン大学の同僚であるケビン・ドーク氏が『サンケイ新聞』や『諸君』などの日本のメディアで、首相の靖国参拝を支持する発言をして、安倍晋三首相の『美しい国へ』(文春新書)にも引用され、注目を受けました。それに対する反論を書いてみたものです。ドーク氏の議論は複数のサイトで引用されているので、「ケビン・ドーク」を検索するとすぐ出ます。同じ検索で、私の反論も上がってくるようにできたらよいと思っています。研究論文ではなくて、ただの常識論に過ぎませんが、ドーク氏の議論が多少の話題性を持ったので、反論する意味もそれなりにあると思っています。私として一番望んでいるのは、ドーク氏の議論を読んだ、あるいは間接的に知った人々がこの反論も読んでくれることです。今のところドーク氏は英語では靖国問題につい
日本の歴史家を支持する声明 下記に署名した日本研究者は、日本の多くの勇気ある歴史家が、アジアでの第2次世界大戦に対する正確で公正な歴史を求めていることに対し、心からの賛意を表明するものであります。私たちの多くにとって、日本は研究の対象であるのみならず、第二の故郷でもあります。この声明は、日本と東アジアの歴史をいかに研究し、いかに記憶していくべきなのかについて、われわれが共有する関心から発せられたものです。 また、この声明は戦後70年という重要な記念の年にあたり、日本とその隣国のあいだに70年間守られてきた平和を祝うためのものでもあります。戦後日本が守ってきた民主主義、自衛隊への文民統制、警察権の節度ある運用と、政治的な寛容さは、日本が科学に貢献し他国に寛大な援助を行ってきたことと合わせ、全てが世界の祝福に値するものです。 しかし、これらの成果が世界から祝福を受けるにあたっては、障害となるも
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