京都で警備に当たる秋月(北村有起哉)と覚馬(西島秀俊)のもとへ薩摩から密使が送られ、倒幕をたくらむ長州を都から排除する企てに協力するよう求められる。その話を聞いた容保(綾野剛)は、長州の暴挙を見過ごすわけにはいかないと兵を挙げる。孝明天皇(市川染五郎)もこの動きに応じ、容保へ長州および三条実美(篠井英介)ら排除の勅書を送り、1863(文久3)年、八月十八日の政変が起こる。 そのころ、会津では照姫(稲森いずみ)の右筆選びが行われていた。薙刀の師である黒河内(六平直政)も八重(綾瀬はるか)を推薦し、八重の名が最有力候補として挙げられるが…。 右筆(ゆうひつ)…位の高い人のそばに仕えて、物を書く人。書記。 会津の純粋な忠心が… 幕府打倒をねらう勢力を一掃すべく、立ち上がった会津藩。歴史のひとつの転換期ともいえる、この「八月十八日の政変」で京の情勢は一変。会津もようやく報われるときがきます。ひた