2011年01月21日 ウェイトレスの失われた超能力 Tweet 年始に『牛丼屋で接客の達人のおばちゃんに会った』というエントリが話題になったが、最近はポータブルデバイスによる支援に加えて、きめ細かなマニュアル化の進行によって、平均的レベルは向上したかも知れないが、達人といえるような人が減ったように感じられる。 デバイスによる支援が無い時代には時に超能力としか思えないほどの達人を生まれた。それらは格好の研究対象となっており、様々な調査が行われている。カリフォルニア大学のHenry Bennettはカクテルを運ぶウェイトレスの超人的な記憶能力についての実験を行なっている*1。多くの奇妙な研究成果を紹介する良書『天に梯子を架ける方法―科学奇想物語』において取り上げられているので、本エントリでは本書を引用してその驚くべき実験結果について紹介したい(残念ながら論文はネット上には見つからなかった)。