千葉市の熊谷俊人市長(42)が、来春の千葉県知事選に立候補する意向を固めたことが18日、関係者への取材で分かった。来年4月4日に任期満了を迎える千葉県知事選をめぐっては、自民党県連が鈴木大地・スポーツ庁長官(53)の擁立に向けて最終調整をしている。3期目の森田健作知事(70)は、去就を明らかにしていない。 関係者によると、熊谷氏は複数の有力な支持者に対し、「知事選に出たら、支えてもらいたい」と伝えたという。熊谷氏は18日、読売新聞の取材に「千葉にとって自分がどのような選択をするべきなのか、考えは固まりつつある。今は新型コロナウイルス対策に集中しており、しかるべき時期に表明したい」と語った。 熊谷氏は千葉市議を経て、2009年6月の市長選で旧民主党の推薦を受けて初当選。当時31歳で、全国最年少の市長だった。その後は、党派色を出さない「市民党」を掲げ、政党の推薦を受けずに3選を果たした。熊谷氏