bookとsocietyに関するnshashのブックマーク (3)

  • 戦闘妖精・雪風(改) / 神林長平 - 誰が得するんだよこの書評

    戦闘機のパイロットが謎の異星人の侵攻と戦うというストーリー。しかし血沸き肉踊る冒険譚ではなく、戦争を通して人間と機械のあり方に思いをめぐらすという思弁的な内容でした。登場人物のほとんどが軍人のせいか会話や描写が実にそっけなかったです。機械の描写もまさに機械的で「capeta」のような熱いパイロットものを想像していただけに面らいました。まあでもそんなところはどうでもよく、人間とはなにか・機械とはなにかというテーマのほうがメインです。 たとえば車を組み立てるという仕事について考えます。仕事が完遂されればそれでいいので、作業を人間がやっても機械がやってもどっちでもかまいません。機械は高いから人間にやってもらおうとか、機械のほうが正確だから人間は要らないとか、いろいろ考えられるでしょう。ではもし機械がとてつもない進化を遂げてありとあらゆる点で人間より優れていたらどうでしょう。人間は不要です。 車

    戦闘妖精・雪風(改) / 神林長平 - 誰が得するんだよこの書評
    nshash
    nshash 2009/01/03
    人間の非効率性というテーマは面白い。経済が効率的発展を追求するならば、人間は不要だろう。アレントの「人間の条件」の良い前座だな
  • 障害者がなぜ犯罪者になってしまうのか / SAFETY JAPAN [書評] / 日経BP社

    服役中に発見した大変な社会問題 2002年、衆議院議員が、秘書給与の流用を行い、有罪の判決を受けて服役した。それ自体は「またかよ」と言わねばならない事件だった。「いつ塀の中に落ちるか」と言われつつも決して逮捕されることなく、今や長老と呼ばれるようになった大物政治家がいることを考えれば、この議員は愚直であり「間抜けだったんだ」と片づけている人もいるかも知れない。 だが、今や元議員となった著者は、刑に服した獄中において、今現在の日社会で進行しつつある大変な問題を発見し、俗世間へと帰還してきた。 障害者、なかんずく知的障害者によって引き起こされる犯罪である。 障害者は障害を持つが故に犯罪に走るというような単純なものではない。障害者は障害者であるが故に社会から疎外され、健全な心身の成長も、就業による社会参加をも阻まれ、その結果として犯罪の岸辺へと吹き寄せられていくのだ。 この問

    nshash
    nshash 2008/01/09
    私の兄は知的・身体障害者だが、彼の面倒を見てくれる施設は自宅以外ほとんど無い。それは障害者=犯罪者予備軍という偏見から、福祉施設が地域住民の反対によって建てられない(地域エゴ)ということがあるからだ
  • 研究メモ - 岩田規久男『「小さな政府」を問い直す』

    「小さな政府」を問いなおす (ちくま新書) 作者: 岩田規久男出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/09メディア: 新書購入: 4人 クリック: 52回この商品を含むブログ (52件) を見る まず、対照的な二つの書評を紹介。 『「小さな政府」を問いなおす』(こら!たまには研究しろ!!) http://d.hatena.ne.jp/Yasuyuki-Iida/20060927#p1 『岩田規久男「「小さな政府」を問いなおす」』(bewaad institute http://www.bewaad.com/20061011.html いろいろ勉強になったが、いくつか疑問が残るであった。特に、「ナショナル・ミニマム」の話と、「選別主義」の話は、今後じっくり考えていきたい話題だ。 まずはナショナル・ミニマムの話から。著者は次のように書く。 しかし、ほとんどの地方自治体でナショナル・ミ

    研究メモ - 岩田規久男『「小さな政府」を問い直す』
    nshash
    nshash 2006/10/14
    ナショナルミニマムと選別主義について
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