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ブックマーク / www.igaku-shoin.co.jp (30)

  • かげさんと読む《シリーズ ケアをひらく》 | 2021年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

    『中動態の世界』から始まった,ケアをめぐる思索 「この,看護の教科書の出版社だ」。2年前,夜勤明けは書店にふらっと寄るのが日課だった。疲れた身体で当然なんて読めるわけがないのだが,そんな状態でも手にとって買うはたいてい翌日に回復した自分に合っていてお気に入りになる。購買によるストレス発散は“夜勤後の看護師あるある”なのだが,ならたとえ散財しても“勉学のため”と自分に言い訳できるのである。 あの日も夜勤中と同じように(各棚を病室かのように)巡視していると,『中動態の世界――意志と責任の考古学』というが目に留まった。白い表紙に活版印刷のような装丁が当時の自分にはなぜか新しく感じ,手に取ると「医学書院」の文字。すぐに学生の頃にお世話になった『系統看護学講座』を思い出した。「中動態って何? でも医学書院だから医療の話なのか?」と夜勤の疲れで回らない頭のままレジに向かって歩いていた。 夜

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    nstrkd 2021/02/22
  • 『脳コワさん支援ガイド』第9回日本医学ジャーナリスト協会賞大賞受賞! | 記事詳細 | 医学書院 Column | 医学書院

    シリーズとして2回目の受賞 2020/11/26(木)に第9回日医学ジャーナリスト協会賞贈呈式が行われました。弊社からは鈴木大介さんの『 〈シリーズケアをひらく〉 「脳コワさん」支援ガイド』が大賞を受賞しました(写真:左から2番目が鈴木大介さん)。 第9回日医学ジャーナリスト協会賞プレスリリース 実は第2回にも六車由実さん著『 〈シリーズケアをひらく〉 驚きの介護民俗学』が大賞を受賞しており、シリーズとしては2度目の受賞となります。(『驚きの介護民俗学』第2回日医学ジャーナリスト協会賞受賞) 贈呈式では受賞者みなさんによるシンポジウムが開催されました。記事では、鈴木さんが『「脳コワさん」支援ガイド』を執筆するまでに至った経緯にスポットを当てます。 受賞にあたって―シンポジウム なぜ自身の障害についてを書くようになったか 鈴木さんは脳梗塞によって高次脳機能障害を負いました。病前は子

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    nstrkd 2020/12/11
  • シリーズ ケアをひらく20周年記念オンラインセミナー | 2020年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

    「科学性」「専門性」「主体性」といったことばだけでは語りきれない地点から《ケア》の世界を探ります――。野心的な宣言とともに創刊された《シリーズ ケアをひらく》は,今年9月に創刊20周年を迎えました。シリーズ愛読者の皆さまへの感謝の意を込めて,読書会を軸としたオンラインイベントを9月13日に開催しました(プログラムおよび演者は下記のとおり)。 ▼演者 藤沼康樹氏(日医療福祉生活協同組合連合会家庭医療学開発センター所長)=モデレーター 熊谷晋一郎氏(東京大学先端科学技術研究センター准教授)=『リハビリの夜』著者 東畑開人氏(十文字学園女子大学准教授=『居るのはつらいよ』著者 伊藤亜紗氏(東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授)=『どもる体』著者 ▼プログラム 第1部:オンライン読書会 熊谷晋一郎さんと読む『どもる体』,伊藤亜紗さんと読む『居るのはつらいよ』,東畑開人さんと読む『リハビリ

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    nstrkd 2020/11/03
  • 「あの人」と「この本」をひらいて | 2020年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

     シリーズ ケアをひらく 「あの人」と「この」をひらいて セミナーの第1部では,3グループに分かれてオンライン読書会を開催。シリーズ著者が別の著者の書籍を担当した今回の読書会では,参加前と異なるどのような視点が得られたのでしょうか。そして,ケアはどのように「ひらかれた」のでしょうか。各グループの参加者に語ってもらいました。 伊藤 亜紗さんと 『居るのはつらいよ』をひらいて 生駒 希さん 私と「ケアをひらく」の歴史はまだまだ浅い。しかし関係性は深いと(勝手に)思っていて,2018年末に発刊された村上靖彦さんの『在宅無限大』は私の新しい道をひらき,私は集中治療室の看護師から訪問看護師になった。文字通り『在宅無限大』は私の人生を変えた1冊となった。それから私はケアひら最推し,ケアひら沼にズブズブにハマっていった訳である。どのの中にも,どこかで自分の姿と像を結ぶ瞬間があったから。 今回,シ

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    nstrkd 2020/11/03
  • シリーズ ケアをひらく

    ≪シリーズ ケアをひらく≫フェア展開のご相談・パンフレットのご要望は随時受け付けております。 弊社 販売1課までご一報ください! お問い合わせTEL:03-3817-5651

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    nstrkd 2020/10/07
  • 見知らぬ世界へのどこでもドア(金川英雄) | 2012年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

    【寄稿】 見知らぬ世界へのどこでもドア なぜ,『精神病者私宅監置ノ実況』を現代語訳したのか 金川 英雄(東京武蔵野病院・精神科) 「呉秀三」(MEMO)という名は,精神障害者の待遇の改善と日の精神医療の近代化に努めた人として,ご存じの方も多いのではないでしょうか。 今回,私が現代語訳をした呉秀三・樫田五郎著『精神病者私宅監置ノ実況』は,90年前に行われた私宅監置,いわゆる座敷牢調査の報告書(写真1)です。この調査は,東京帝国大学医科大学教授で東京府立松沢病院院長だった呉秀三が,日各地に医局員を派遣して行ったものです。報告書中の一文「我が邦(くに)十何万の精神病者は実にこの病を受けたるの不幸のほかに,この邦に生まれたるの不幸を重ぬるものというべし」は有名です。この報告書は戦後再発見され,2回にわたって創造出版から原文のまま復刻されています。 “読解の困難さ”を理由に埋もれるのはもったいな

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    nstrkd 2020/04/08
  • 東畑開人氏『居るのはつらいよ』が第19回大佛次郎論壇賞受賞 | 2020年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

     東畑開人氏『居るのはつらいよ』が第19回大佛次郎論壇賞受賞 東畑開人氏(十文字学園女子大)の『居るのはつらいよ――ケアとセラピーについての覚書』(医学書院《シリーズ ケアをひらく》)が第19回大佛次郎論壇賞(主催:朝日新聞社)を受賞し,贈呈式が1月29日,帝国ホテル(東京都千代田区)で開かれた。 2001年に創設された同賞は,現代日の現実にかかわりながら,よりよい社会の創造をめざす,政治,経済,社会,文化,国際関係をめぐる,独創的で優れた論考に贈られる。 書は,東畑氏が沖縄県の精神科診療所で臨床心理士としてカウンセリング業務をしながら精神障害者のデイケアを4年間受け持った経験から,ケアとセラピーの質を考察したもの。 選考経過を報告した選考委員の酒井啓子氏(千葉大)は同書について,「臨床心理士である自身のデイケア勤務経験をもとに,日社会が抱えるケアシステムの問題を浮き彫りにした秀

    東畑開人氏『居るのはつらいよ』が第19回大佛次郎論壇賞受賞 | 2020年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院
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    nstrkd 2020/02/18
  • ケアはいかにしてひらかれたのか | 2020年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

    「科学性」「専門性」「主体性」といったことばだけでは語りきれない地点から《ケア》の世界を探ります――。野心的な宣言とともに創刊された《シリーズ ケアをひらく》は今年,創刊20周年を迎える。シリーズが《ケア》の世界に刻んだ軌跡を,気鋭のラカン派精神病理学者として現代思想界にインパクトを与え続けている松卓也氏がたどる。 個別性から生み出される普遍性 《シリーズ ケアをひらく》が医療(特に精神医療)や看護,さらには福祉の領域においてひとつの時代を画するものであることは間違いない。それは,このシリーズにおいて執筆した著者たちのそれぞれが非常に興味深い議論を展開しているのみならず,それぞれの著作が個別の現場に内在しながら現場を変革していくためのヒントを提供してくれるからである。 シリーズの読者層は,シリーズ開始当初こそ医療関係者が主であったと思われるが,現在はより一般的な層にまで広がっているよ

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    nstrkd 2020/02/15
  • ケアはいかにしてひらかれたのか | 2020年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

    「科学性」「専門性」「主体性」といったことばだけでは語りきれない地点から《ケア》の世界を探ります――。野心的な宣言とともに創刊された《シリーズ ケアをひらく》は今年,創刊20周年を迎える。シリーズが《ケア》の世界に刻んだ軌跡を,気鋭のラカン派精神病理学者として現代思想界にインパクトを与え続けている松卓也氏がたどる。 個別性から生み出される普遍性 《シリーズ ケアをひらく》が医療(特に精神医療)や看護,さらには福祉の領域においてひとつの時代を画するものであることは間違いない。それは,このシリーズにおいて執筆した著者たちのそれぞれが非常に興味深い議論を展開しているのみならず,それぞれの著作が個別の現場に内在しながら現場を変革していくためのヒントを提供してくれるからである。 シリーズの読者層は,シリーズ開始当初こそ医療関係者が主であったと思われるが,現在はより一般的な層にまで広がっているよ

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    nstrkd 2020/01/06
  • 援助職としての「姿勢」と「覚悟」(信田さよ子) | 2014年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

    【interview】 援助職としての「姿勢」と「覚悟」 信田 さよ子氏(原宿カウンセリングセンター所長)に聞く 日における開業カウンセラーのパイオニアとして知られる信田さよ子氏。このたび発刊された『カウンセラーは何を見ているか』(医学書院)に,氏は長年の臨床経験の中で培ってきたものをつづった。 さまざまな困難を抱え,問題解決を求めるクライエントを前に,いかに振る舞うか――。紙では,カウンセラーに求められる視点や姿勢について,氏にインタビュー。「カウンセラー」という職種を超えた,ケアに携わる援助者としての在り方が描き出された。 カウンセリングは映画のような世界 ――書のタイトル中の「見ている」という点が印象的です。しかし,カウンセラーというと「聞く」というイメージを持ちます。 信田 確かにカウンセリングが日に入ってきた1950年代から現在に至るまで,そうしたイメージは根強くあります

    援助職としての「姿勢」と「覚悟」(信田さよ子) | 2014年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院
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    nstrkd 2019/10/02
  • ろう者と聴者の「異なり」を認め合うために(齋藤陽道,酒井邦嘉) | 2019年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

    「異なることがうれしい」と,耳が聞こえない写真家・齋藤陽道氏は著書『異なり記念日』(医学書院,2018年)の中に記した。医療という,いわば「健常者との異なり」を埋めていく介入は,異なりとの調和をどのように図っていくべきなのか。 『異なり記念日』に感銘を受けたという言語脳科学者の酒井邦嘉氏と齋藤氏との対談によって,日語と手話の異なりやろう者と聴者の異なりが『BRAIN and NERVE』誌で考察された。紙ではその内容をダイジェストでお伝えする(対談全文は『BRAIN and NERVE』誌71巻5号に掲載)。 齋藤 「手で話す」と書いて「手話」ですが,ただ手を動かすだけではなく,非手指動作(表情やうなずき,視線など)を使って表現するものだと気づいたのがきっかけでした。 例えば,先ほどの「言の葉」の「葉」――この文字の意味を手話で伝えるときには,手で「葉」を表すだけではなく,身体で「幹」

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    nstrkd 2019/10/02
  • 居るのはつらいよ | 書籍詳細 | 書籍 | 医学書院

    書が大佛次郎論壇賞を受賞! 第19回大佛次郎論壇賞(主催:朝日新聞社)が2019年12月20日に発表となり、書が選出されました。同賞は2001年に創設され、日政治・経済・社会・文化・国際関係などをめぐる優れた論考を顕彰するものです。同賞の詳細情報はこちら(朝日新聞社ウェブサイトへ)。 ●書が紀伊國屋じんぶん大賞2020 第1位を受賞! 紀伊國屋じんぶん大賞2020(主催:紀伊國屋書店)が2019年12月26日に発表され、書が第1位に選ばれました。同賞は、読者の投票や出版社、書店員の推薦などによって、人文書のベスト30を選出するものです。同賞の詳細情報はこちら(紀伊国屋書店ウェブサイトへ)。 ●『シリーズ ケアをひらく』が第73回毎日出版文化賞(企画部門)受賞! 第73回毎日出版文化賞(主催:毎日新聞社)が2019年11月3日に発表となり、『シリーズ ケアをひらく』が「企画部門

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    nstrkd 2019/05/12
  • 医学書院/週刊医学界新聞 【〔インタビュー〕非援助の援助(川村敏明)】 (第2541号 2003年6月30日)

    川村氏は自称「治さない医者」である。べてるの家を訪れた人が驚かされるのは,自主的に活動する精神病者たちの姿だけではない。薬の量,入院期間まで患者さんと相談して決める。多少暴れたくらいでは薬は使わない。幻覚や妄想の話を患者さんから聞いては大笑いしている。およそこれまでの精神科医のイメージや常識にそぐわない川村氏の姿に驚かされる人は少なくない。2003年度べてるの家総会が終わった翌日,5月18日に,川村氏にお話をうかがった。 ■「非援助の援助」への歩み 文句が出る医療,出ない医療 稲葉 昨日の総会ではお世話になりました。べてるのメンバーは歌ったり,舞台で挨拶したり,概ね饒舌な方が多いなという印象を受けます。しかし,一般的な精神科の患者さんだと,まったく何もしゃべらない方も多いですよね。 川村 病院という場が,そういう患者さんをつくってきたのだと私は思っています。 例えば,向谷地さん(注1)のと

    医学書院/週刊医学界新聞 【〔インタビュー〕非援助の援助(川村敏明)】 (第2541号 2003年6月30日)
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    nstrkd 2019/04/14
  • 《シリーズ ケアをひらく》パンフレット2020

    20 20 73 〈〉 ������������������������������� 4 �������������������������������������������� 5 �������������������������������������������� 6 �������������������������������������������� 7 �������������������������������������������� 8 �������������������������������������������� 9 �������������������������������������������� 10 �������������������������������������������� 11 �����������������������

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    nstrkd 2019/03/05
  • 訪問看護について語るときに私たちの語ること(村上靖彦,藤田愛) | 2019年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

    北須磨訪問看護・リハビリセンターにて。部屋の中央には大テーブルが置かれ,毎朝のミーティングや訪問の合間にスタッフが集い,情報共有や語らいの場となる。 「言葉にするのが難しい」と言われることの多い看護実践。中でも,患者の生活の場に入り,一人ひとりのニーズに合わせた多様なケアが行われる訪問看護は,実践の言語化が難しい領域の一つだろう。 その「訪問看護の語り」をテーマにした2冊,現象学者の村上靖彦氏による『在宅無限大――訪問看護師がみた生と死』(シリーズ ケアをひらく)と,訪問看護師として20年の経験を持つ藤田愛氏による『「家に帰りたい」「家で最期まで」をかなえる――看護の意味をさがして』(いずれも医学書院)がこのほど出版された。看護を語ることの大切さと面白さを知る2人が,看護の意味を語り合った。 看護に目覚めた出発点は「患者への気掛かり」 村上 僕はこれまで50人近くの看護師にインタビューし,

    訪問看護について語るときに私たちの語ること(村上靖彦,藤田愛) | 2019年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院
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    nstrkd 2019/01/28
  • 在宅医療カレッジ | 書籍詳細 | 書籍 | 医学書院

    はじめに 在宅医療カレッジとは 「在宅医療カレッジ」は、2015年にスタートした医療・介護多職種のための学びのプラットフォームです。 その「キャンパス」はwebにあります。よりよい在宅医療・ケアを提供していくため、多職種が共有しておくべき知識について、それぞれのフィールドで活躍するトップランナーを「教授」に迎えて定期的なセミナーを開催し、Facebook上で登録されている1万人を超えるメンバーに、24時間の学びと交流の機会を提供しているものです。 その最大の目的は「スムーズな多職種協働を通じて、理想の在宅医療を実現すること」です。 多職種協働の重要性は介護保険スタート時から叫ばれています。しかし、施行から18年を経過した現在でも、これは大きな課題であり続けています。各地で「顔の見える関係づくり」が行なわれていますが、多職種協働は必ずしもスムーズに進んでいません。 集合知の結実といえるWik

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    nstrkd 2019/01/28
  • 医学書院/週刊医学界新聞(第3298号 2018年11月19日)

    《シリーズケアをひらく》の一冊で,吃音の謎に迫った『どもる体』(医学書院,2018年)が今,話題を集めている。書では,吃音の当事者に対する徹底した観察とインタビューをもとに,「しゃべること」の不思議がひもとかれている。著者の伊藤亜紗氏は,従来の医学的・心理的アプローチとは全く異なる視点から身体や障害に向き合うユニークな研究者だ。 プライマリ・ケア医として医師・患者の新たな関係を模索し続けてきた尾藤誠司氏は,書を読んで「腰を抜かした」という。その理由とは?―― 「治す」医療のどん詰まり,それを破る取っ掛かり 尾藤 実は前著『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(光文社,2015年)以来,伊藤さんのファンです。今度は吃音をテーマにした新刊『どもる体』を出されたと知り,読んでみて腰を抜かしました。臨床医としての私を次のステージへと持ち上げるための取っ掛かりが書にはある気がするんです。

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    nstrkd 2018/11/19
  • 医学書選びのマイルール(安達洋祐,岩田充永,齊藤裕之,上田剛士,市原真,谷口俊文) | 2018年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

    各所で紹介される論文検索の手法は体系化されているのに比べて,医学書の選び方にはこれといった法則がありません。医学生・研修医は先輩や同僚のオススメに従ったり,インターネットで評価を調べて衝動買いしたりと試行錯誤しながら,時に後悔しつつ,良書を探しているのではないでしょうか。 企画では,研修医と日々接する指導医に,“医学書選びのマイルール”を披露していただきました。先輩方を参考に自分なりのルールを構築し,「良き指導者」となる医学書と出会ってください! 序文や前書きに目を通す 論文を選ぶときの基準は,「有名な雑誌の新しい論文」です。同じように,医学書を選ぶときの基準は,「有名な出版社の新しい」です。書店で棚を眺めるとわかりますが,有名な出版社は幅広い領域で数多くのを出版しています。新しいかどうかは奥付の発行年月日を見ます。版数や刷数も大切です。短い間隔で版を重ねているのは新しい情報を取り

    医学書選びのマイルール(安達洋祐,岩田充永,齊藤裕之,上田剛士,市原真,谷口俊文) | 2018年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院
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    nstrkd 2018/08/22
  • どもる体 | 書籍詳細 | 書籍 | 医学書院

    ●著者の伊藤亜紗氏がサントリー学芸賞を受賞! 第42回サントリー学芸賞(主催:公益財団法人サントリー文化財団〕)が2020年11月16日に発表となり、書の著者伊藤亜紗氏が「社会・風俗部門」に選出されました。同賞は、広く社会と文化を考える独創的で優れた研究、評論活動を、著作を通じて行った個人に対して贈呈されます。同賞の詳細情報はこちら(サントリーホールディングス株式会社 ウェブサイトへ)。 ●著者の伊藤亜紗氏が「わたくし、つまりNobody賞」受賞! 第13回「(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞」(主催:NPO法人 わたくし、つまりNobody)が2020年1月31日に発表となり、書の著者伊藤亜紗氏が選出されました。同賞は、日語による「哲学エッセイ」を確立した文筆家・池田晶子氏の意思と業績を記念し、新しい言葉の担手に向けて創設されました。同賞の詳細情報はこちら([池田晶子記

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    nstrkd 2018/06/02
  • 縛らない医療,ひらかれた看護(中田信枝,中西三春,中村ゆきえ) | 2018年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

    中村 ゆきえ氏(金沢大学附属病院 看護部 キャリア開発センター 看護師長) 中田 信枝氏(東京都立松沢病院 看護科主任) 中西 三春氏(東京都医学総合研究所 精神行動医学研究分野 心の健康プロジェクト 精神保健看護研究室 主席研究員) 身体抑制(身体拘束)への社会的な関心が高まっている。厚労省調査(精神保健福祉資料)によれば,精神科病院における身体拘束は10年余りで倍増したことが明らかになった。この背景としては身体的治療を要する高齢者や認知症患者の増加が指摘されており,急性期病院も同様の課題を抱えている。 紙では,身体抑制(身体拘束)の最小化に取り組む金沢大学附属病院と都立松沢病院の看護師,および認知症研究者による座談会を企画。先駆的施設の取り組みから学ぶとともに,日全国で「縛らない医療」の実践を普及させるための方略を探った。 中村 金沢大病院では一般病棟および精神科病棟での身体抑制(

    縛らない医療,ひらかれた看護(中田信枝,中西三春,中村ゆきえ) | 2018年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院
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    nstrkd 2018/05/29