今回、静岡県牧之原市に完成したバイオガス発電所をともに見て回ったのは、建築家の竹内昌義さん。 THE FUTURE TIMES 07号で紹介したエコハウスの事例に続き、そこからまた少し進んだエネルギー利用の未来像や、私たちの暮らしとエネルギーの密な繋がりについて考えてみる。 後藤 「今回は竹内さんと一緒に牧之原バイオガス発電所へ行けてよかったです。以前にもお話を伺った竹内さんの専門である熱供給やエコハウスと絡めて、何か広がるかなって思いました」 竹内 「僕は最初に発電所を一緒に見に行きませんかとお誘いを受け、とはいえ何の〝バイオガス〟なのかよくわかっていなくて。実際に見て〝ああ、ゴミのことか!〟と。集めてきたゴミを発酵させることでメタンガスが出て、そのエネルギーを発電に、という工程を、あんなに臭いがしないところで全部できるということにとても可能性を感じました。都市型の施設として考えてみても