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ブックマーク / www.newsweekjapan.jp/column (47)

  • 「スナップチャット、お前もか」の創業ウラ話

    フェイスブックのあまり美しくない創業物語は有名だ。ハーバード大学の学生を結ぶソーシャルネットワークのしくみは、もともと同大学の上級生のウィンクルフォス兄弟によるアイデアだったが、プログラムを任されたマーク・ザッカーバーグが取ってしまったとか、創設時にCFOを務めていた共同創設者を追い出したといったような話だ。 同様の創業話は、最近IPO(新規株公開)を果たしたツイッターにもある。3人の共同創業者や現在のCEOの間で、勢力争いや足の引っ張り合いがあったということが、最近明らかになっている。かねがね仲が悪いという噂はあったが、同社のCEOが何度も入れ替わったのはそういうことかと、みな納得したはずである。 最近、フェイスブックやグーグルからの30~40億ドル規模の買収話を蹴ったことで話題になったスナップチャットでも同じようなことがあったようだ。スナップチャットは、写真やビデオでチャットができるサ

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    nstrkd 2016/07/03
  • ウエアラブルは何のための存在か

    「クォンティファイド・セルフ(quantified self)」ということばをよく耳にするようになった。直訳すれば「数量化された自分」。自分の行動やありさまを数字で把握するというトレンドだ。 こんな表現が取り沙汰されるようになったのは、他でもないウエアラブル・コンピューターが広まり始めたからである。身体につけて歩数や運動量をモニターしたり、睡眠のリズムを記録したりする。「今日は充分に歩いたか」、「昨夜の眠りの質は良かったか」といったようなことが、数字ですぐにわかるのだ。 自分を数量化する手立ては以前もあったが、万歩計のような単純なものか、そうでなければ病院に行って測定してもらうような専門的な方法しかなかった。それが、最近は自分でかなりのデータを得られるようになっているのだ。 万歩計ひとつとっても、従来と比べものにならないくらい機能が充実している。インターネットのアカウントに接続して、この1

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    nstrkd 2015/11/24
  • ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

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    nstrkd 2015/11/18
  • 人質殺害事件に寄せて

    人人質事件は、残念な結果になった。 昨年六月に登場して以来、その残虐さで国際社会を震撼させてきた「イスラーム国」が、いかに深刻な問題かを、日は遅ればせながら実感したことになる。 この問題について、筆者はあまり語ってこなかった。少ない情報で、しかも人命がかかっていることで、あれこれ語ることがいいとは思えなかったからだ。この事件に関する日の報道を見ていると、解決に逆効果をもたらしたのではないかと懸念する。 そもそも、国内の普通の誘拐事件だったら、ここまで情報や憶測を垂れ流しにしただろうか。こうすればよい、ああすればよい、といったコメントが、いちいち日側の手の内、対応を犯人に晒しているとの自覚はなかったのだろうか。 犯人が海外だから、日国内で交わされる議論は聞こえないとでも思っているのかもしれない。だが、ネットに掲載される情報は日語でも簡単に自動翻訳にかけられるし、テレビ画像でもY

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    nstrkd 2015/02/02
  • ピケティ的な格差は日本でも拡大するか

    世界中でベストセラーになったトマ・ピケティの『21世紀の資』が、日でも発売された。このの最大の特徴は、資蓄積によって資家と労働者の格差が拡大するという事実を過去200年以上のデータにもとづいて明らかにしたことだが、異論も多い。 特に最上位0.1%の大富豪の年収は、アメリカでは1億5000万円以上なのに対して、日では3300万円以上だ。日の格差はアメリカのように上位1%と残り99%ではなく、正社員と非正社員の格差である。 総務省の調査によれば、2013年の非正社員の比率は38.2%で、これは20年前の2倍以上だ。非正社員の時給は正社員の約6割なので、これが増えると平均賃金は下がる。図のように年収300万円以下の労働者の比率は40%を超え、200万円以下の貧困層が25%近い。 その一つの原因は、ピケティも指摘するテクノロジーの変化である。今まで高い賃金をもらっていたホワイトカラー

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    nstrkd 2014/12/20
  • アメリカで人気の反フェイスブックSNS「エロー(ello)」の実力

    アンチ・フェイスブックのソーシャル・ネットワーク・サービス「エロー(ello)」が話題を呼んでいる。 エローは、もともと何人かのエンジニアやデザイナーたちの内輪のネットワークとして作られたのだが、その噂を聞いた人々からの利用希望が増えたため一般バージョンを発表。それが今春のことだった。 注目がピークを迎えたのは今年9月。フェイスブックが実名ポリシーを押し付けたことによって、ドラッグクイーンやミュージシャンら偽名や芸名を使っていた数100のユーザーのアカウントが閉鎖された時だ。 偽名を使うのは身の安全を護るためと主張するゲイなどLGBT(性的少数者)コミュニティーが抗議運動を起こしたが、当初フェイスブックは「サイバーいじめは実名の方が起こりにくい」と反論(その後、実名ポリシーは変更)。それがLGBTコミュニティーだけでなく広く世間一般のフェイスブックに対する反感を煽る形になり、エローへの注目

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    nstrkd 2014/11/20
  • 修整の是非より写真の「誠実さ」を問え

    このところ、写真の修整をめぐる議論が盛んだ。写真編集ソフトのフォトショップや、露出の異なる複数の写真を合成処理するハイダイナミックレンジ・イメージング(HDRI)などの手法を用いることの是非については、私も考えさせられることが多かった。写真の見せ方の問題について、また写真に手を加えることの問題について、この場を借りて議論してみるのもいいかもしれない。 現実を何らかの形で表現するとき、そこには常に「芸術的な自由」が入り込む。写真に手を加えることは、写真そのものと同じくらい古い歴史がある。たとえば19世紀のフランス人写真家ギュスターヴ・ル・グレイは1850年代、複数のネガを1枚の印画紙に複数回露光して画像を合成し、1枚の写真を作り上げた(作例)。それより前の時代でも、絵画や木版画、詩、文章などで現実を表現しようとするとき、そこには作家が実際に体験した「現実」と同じくらい作家の「想像力」が反映さ

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    nstrkd 2014/10/26
  • 天安門事件、25周年

    香港に行ってきた。6月4日の天安門から今年で25年目。あの日を香港で過ごしたわたしとしては、25周年はどうしてもここで迎えたかった。 25年という節目を前に、中国大陸広しといえども香港でだけ開かれる天安門事件抗議集会のために、多くの中国友人たちも今年初めから香港入りする算段をしていた。いつもは北京で集う友人、あるいはツイッターで次第に口を交わすようになった人たちと香港で出会う......どんな面白いことになるだろうと思っていた。 だが、当局も早くからそれに気付き、裏で手を打っていた。そこにさらに拍車をかけたのが、3月に雲南省の昆明駅、さらに4月に習近平が訪れたばかりの新疆ウイグル自治区のウルムチで立て続けに起こった爆弾及び無差別殺傷事件だ。これによって中国全土に堂々と警戒体制が敷かれ、不穏な動きを取り締まるという名目で全土の公安が非常体制に入った。そしてそこに無差別殺傷事件とは直接なんの

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    nstrkd 2014/10/26
  • 「神と銃」レーナード・スキナードが歌うアメリカ

    レーナード・スキナードの新曲「それは俺のアメリカと違う」 去る9月20日、レオナード・スキナーが77歳で死んだ。 レーナード・スキナードのバンド名の元になった人物だ。 高校の体育教師で、厳しく頑固で、長髪を絶対に許さなかった。髪を伸ばしていたロニー・ヴァン・サントはスキナーを揶揄して自分のバンドをレーナード・スキナードと名付けた。 そのロニーをはじめレーナード・スキナードのメンバーの大半が飛行機事故で亡くなったのは1977年10月20日だった。 ファンだった。74年の映画『ロンゲストヤード』で、バート・レイノルズがシトロエンで暴走するシーンで流れる「サタデー・ナイト・スペシャル」を聴いて夢中になり、ライブ盤は擦り切れるほど聴いた。 レーナード・スキナードの歌はこのうえなくアメリカ的だ。バカがつくほど単純で、自由だ。「シンプルマン」と「フリー・バード」の2曲がそれを歌っている。 「単純な男に

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    nstrkd 2014/10/26
  • 2つの顔がせめぎ合うメガロポリスの魅力

    今週のコラムニスト:マイケル・プロンコ 〔6月17日号掲載〕 外国人にとって、今の東京は非常に暮らしやすい街だ。おいしいチーズやワインが簡単に手に入るようになったのも、その1つ。驚いたことに最近は日人もチーズの味にうるさいし、花見の席でさえ酒と同じくらいワインがたしなまれている! でもそれだけではない。 この20年ほどで東京の西洋化は一段と進んだが、それには良い面と悪い面がある。私が15年前より暮らしやすくなったと感じるのは、東京が以前よりオープンになった点だ。今の東京では生き方や働き方について、より多くの選択肢を持てるようになった。ライフスタイルやそれに伴う考え方の幅が広がり、より自由に生きられるようになった。東京は単なる「場所」ではない。それは門戸を広げながら進化し続けるという「発想」でもある。 もちろん、この街には今もさまざまなしきたりがあり、多くの伝統的な社会の規範が受け継がれて

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    nstrkd 2014/10/26
  • 完璧過ぎる結婚式がニッポンをダメにする

    今週のコラムニスト:スティーブン・ウォルシュ [6月24日号掲載] 日の6月はあまり好きではない。毎年この時期には、少し落ち着かない気分になる。梅雨がやって来るからではない。むしろ雨が多いイギリスの故郷を思い出すし、満開のアジサイに小雨が降り注ぐ光景はこの上なく日的で美しい。 私が6月が苦手なのは、結婚式シーズンだから。日の伝統的な「欧米式」結婚式ほど耐え難いものはない。 この時期はいつも、郵便受けにこじゃれた封筒が入ってないかとビクビクする。子供がめでたく結婚することになったので、式に来てほしいという内容のアレだ。これが届いたら、もう逃げられない! 日結婚式が耐え難い要因は複数ある。まずは身体的苦痛。日の夏に黒いスーツを着るのは拷問に等しい。次にキリスト教を装った結婚式に加わるという信仰面での苦痛。私自身、多くのカップルに祝福を与える「週末神父」をやらないかとスカウトされたこ

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    nstrkd 2014/10/26
  • 東京の伝統美を「破壊者」から守れ

    今週のコラムニスト:レジス・アルノー 〔7月1日号掲載〕 ホテルオークラは最先端のホテルではない。「古風」と言ってもいい。最新のiPhoneを発表する舞台に、このホテルが選ばれることはまずない。 だがホテルオークラは東京にとって、間違いなく掛け替えのない重要な資産だ。赤坂の草月会館のホールと同じく、ホテルオークラのロビーは戦後の日の卓越した力強さを見事に映し出している。 現代アートの祭典「ニュイ・ブランシュ」の発案者でパリ市長助役文化担当のクリストフ・ジラールは言う。「日で泊まるのはいつもオークラだ。もしホテルがロビーを少しでもいじったら、もう二度と泊まらない」。ジャック・シラク元仏大統領も、フランス大使館ではなくオークラを定宿にしていた。 そんなオークラが5月、館の建て替えを発表した。プレスリリースには「オークラ建築の基である『日の伝統美』を継承しつつ、設備面においては最新の機

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    nstrkd 2014/10/26
  • ブラジルで記憶に残った言葉たち

    ブラジルに滞在して3週間あまり。ポルトガル語はよくわからなくても、心の中には印象深い言葉がそれなりにたまってくる。忘れられないものの一部を書き出してみる。 ボスニアを応援するのか? まさかアルゼンチンか? やっぱりブラジルだろ! ウハハハハハ! ブラジール! ブラジール! リオデジャネイロのタクシー運転手。アルゼンチン-ボスニア・ヘルツェゴビナ戦が行われるマラカナン・スタジアムへ車を走らせながら。 出せません。 レシフェ(日の第1戦の開催地)のショッピングモールにあるレストランバーのウェイター。1次リーグ屈指の好カード、スペイン-オランダ戦を流しているテレビの前の特等席に陣取り、だらだらとワインを飲んで事を終えてもまだ試合を見たいので「水をもらえますか」と言った客に。 「これから通常とは違う道路を通ります。なぜなら、町の中心部は渋滞しているからです」 ナタル(日の第2戦の開催地)のタ

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    nstrkd 2014/10/26
  • セレブはヌード写真を撮ってクラウドに保存するのか?

    アップルのクラウドサービスiCloudからセレブのヌード写真が流出した事件は、インターネット・ユーザーにとっては大きな学習機会である。他人事と傍観するのも一手だが、この騒ぎにどんな要素が含まれているのか、ちょっと考えてみよう。 まず、セレブらはこんな写真を撮って保存しているのだなあ、という単純な発見。「そんな脇の甘いことをしているから、こうなるのよ」という声もかなりあるらしいが、実際スマートフォンでヌード写真を送受信する人々はどんどん増えているそうだ。 インターネット時代に関連した調査で定評のあるピュー・リサーチセンターによると、スマートフォン・ユーザーのうち、自分のヌード写真を誰かに送ったことのある人は9%(2013年5月の数字)で、これは1年前に比べて3%の増加。また受け取ったことのある人は20%で、こちらは5%の増加という。3%は受け取ったヌード写真をさらに別の人に転送するという(そ

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    nstrkd 2014/10/26
  • 世界に広がった「性奴隷」の誤解をいかに解くか

    朝日新聞の誤報問題は国際的な広がりをみせ、韓国以外のメディアも「朝日の失敗」を取り上げているが、慰安婦問題については論評を避けている。先月のニューズウィークのコラムで冷泉彰彦氏は「朝日の誤報で日は誤解されていない」と主張しているが、その根拠は何もあげていない。誤解されている証拠は、いくらでもあげられる。 たとえば世界最大の人権団体、アムネスティ・インターナショナルは、今年6月に日政府に対して「日軍性奴隷制の生存者に対する責任を全面的に認めよ」などという要請を出した。同様の国連人権委員会への請願には世界150万人から署名が集まり、27ヶ国で「慰安婦非難決議」が採択されたという。 こういう誤解の原因は、ほとんどが朝日新聞の誤報にミスリードされた人々が英語で書いた記事だが、彼らのいう性奴隷とは何だろうか。これが慰安婦をさすとすれば、日政府はその存在を否定したことはなく、1993年に責任を

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    nstrkd 2014/10/26
  • メッセージを暗号化する「超プライベート携帯」発売へ

    「超プライベート携帯」と呼ばれるスマートフォンが近く発売になる。7月からネット上で販売される予定だ。 この電話「ブラックフォン」を開発したのは、スペインのハードウエア会社、ギークフォンと、暗号技術を得意とするスイスの会社、サイレント・サークルのジョイント・ベンチャー。 超プライベートとされるのは、通信会社や企業、そして政府がユーザーのデータや行動を諜報するのを防ぐからだ。 元CIA職員のエドワード・スノーデンが、米国家安全保障局(NSA)が一般市民の通話記録やインターネット上の行動や電子メールの内容を盗み見ていたことを明らかにした時のショックは、今でもアメリカ人の心に深い傷として残っている。NSA問題はたまたまアメリカ政府のことだったが、他国の政府も似たような活動を行っているだろうことも容易に想像できる。 またプライベートなデータを収集するのは政府だけではなく、いつも使っているインターネッ

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    nstrkd 2014/06/28
  • イラクはどこまで解体されるか

    6月10日に北部モースルが陥落して以降、イラク分裂の危機が現実性を持って語られるようになった。「イラクとシャームのイスラーム国」(ISIS)勢力は、北はモースルからティクリートまでを、西はファッルージャからバグダードに向かうルートを制圧し、さらに東方のディヤーラ県まで勢力を拡大している。ISISの制圧地域が地理的に「スンナ派地帯」だからというので、「イラクの宗派別分裂」が言われるのだが、事態はより深刻だ。なぜなら、分裂は地理上の問題ではなく、現政府が一つのまとまった国家領域としてのイラクを守ろう、という意思と能力がないことが、露呈されたからだ。 モースルが陥落した際に、これを守るべきイラク国軍はさっさと逃げたと、前回のコラムで述べた。イラク国軍や警察は、イラク国民をではなく、自らの宗派や民族を守ることにばかり、専念しているのだ。それだけではない。マーリキー首相をはじめとして、政府要人たちの

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    nstrkd 2014/06/15
  • 人口減少時代には「メガシティ」への人口集中が必要だ

    の人口はすでに減り始めており、あと30年で3000万人以上減って1億人を割る見通しだ。これに対して「少子化対策」や移民の受け入れなどの話が出ているが、当に人口減少は困ったことなのだろうか。 個人の豊かさの基準はGDP(国内総生産)ではなく、一人あたりの所得である。日経済はこれからゼロ成長に近づくが、一人あたりGDPは今後も毎年1%ぐらい増えると見込まれるので、労働生産性を上げれば生活水準は維持できる。 しかし人口が減ると、いろいろな格差が拡大する。特に重要なのは、社会保障のゆがみによる世代間格差である。生産年齢人口は毎年1%近く減るので、高齢者の比率が増え、彼らの年金を支える現役世代の負担が重くなる。 鈴木亘氏(学習院大学)の推計によれば、今の社会保障制度のままだと2025年に国民負担率(税+社会保険料)は50%を超え、2050年には70%に達する。国民所得(純所得)が年率1%で成

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    nstrkd 2014/05/22
  • ものづくり信仰が日本企業をダメにする

    今週のコラムニスト:レジス・アルノー 〔4月29日/5月6日号掲載〕 ものづくり。日でこの言葉を聞かない日はない。テレビでも新聞でもラジオでも、日人は何かを職人芸的につくり上げる自分たちの能力を自賛する。 当然かもしれない。弁当箱から名刺入れ、半導体に自動車まで、日人は優れたものを異常に低い欠陥率で大量生産する驚くべき能力があるようだ(何百人もの踊り手が一糸乱れずに踊る阿波踊りは、その能力の文化面での表れだ)。 こうした日の工業製品の長所は世界中で認められていて、日ブランドの信頼性を高めている。特に安全性が重視される製品(自動車や、もしかすると次世代の発電所や飛行機)ではそうだろう。 「中国では日製エレベーターがよく使われている。中国人は日製品を信頼していて、日のエレベーターなら命を預けていいと思っている」と、香港の投資会社CLSAのアナリスト、クリスチャン・ディンウディー

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    nstrkd 2014/05/20
  • 中国的歴史認識とポピュリズム

    マレーシア航空機が見つからないままもう1ヶ月半あまりが経った。先週、『ニューヨーク・タイムズ』などをはじめとする欧米メディアから次々と、「中国当局は『破片らしきものが見つかった』だの『遭難機のシグナルを拾った』だのという情報を流したが、どれも根拠の無いもので結局現場を混乱させただけ」という手厳しい報道が流れた。マレーシア機乗客の3分の2を自国民が占めている中国は、なにか先手を打たなければと懸命のようだが、中国捜索船に乗船取材していた、国有通信社の新華社記者が「インド洋で飛行機から発信されている信号を受信!」と真っ先に報道して、今度は「情報をまず報道よりも先に共有する」という共同捜索チームのルールを破ったと叩かれた。 中国はとにかくこれまで捜索でなんの点数も稼げておらず、完全に欧米諸国に遅れを取っており、なんらかの手柄をアピールしたいと焦りがある。「同じ船にうちの記者も乗っていた。だが軍関係

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    nstrkd 2014/04/27