2011年最もハマった番組は『河本準一のイラっとくる韓国語講座(通称、イラ韓)』だった。笑った回数で言えば、以前より深い時間帯に潜り、くだらなさを増しつつある『ゴッドタン』の方がずっと多いし、『ザ・ノンフィクション』で放送された『ホストの前に人間やろ』『アイドルすかんぴん』は被写体と撮影者の関係性を問う衝撃作だった。だが、毎週必ず録画をチェックせずにいられなかったのは『イラ韓』だ。僕はこの番組を通して韓国がより好きになった。今年は韓流ブームにイラっとする人が多かったみたいだが、そんな人たちもぜひ見て欲しい。K-POPのようなファンタジーではなく、地に足の付いた「韓国」が映し出されたガチドキュメンタリーなのだから。僕は今、韓国がブームなのは韓流ドラマやアイドルは入り口にすぎなくて、一品しか頼んでないのにサービスのおかずの量がハンパない食堂だったり、女子高生が直床でゆで玉子を食べちゃうサウナだ