格差が広がるばかりの日本。 このままでは、社会はひとにぎりの富裕層と大多数の貧困層にわかれるといわれる。そんな時代に、貧乏人が反乱を起こし、自由に生きるための知恵のつまった本が刊行された。著者・松本哉氏と、格差問題に取り組む雨宮処凛氏、鶴見済氏が語り合う! 松本「素人の乱」は、高円寺にあって、リサイクルショップ、古着屋、カフェ、イベントスペースとかがあります。さびれた商店街のなかにとりあえず入って、安く貸してもらってやっています。商店街の人たちも、「若い者でも呼べば、なんとか活性化するんじゃないか」ということで、結構仲良くて、地域のおじいちゃん、おばあちゃんとも混じりながら居ついているという感じです。そして時々デモとか何か騒ぎを起こす。 雨宮私が人に言うときは、松本さんの経歴から話しますね。それが一番わかりやすいと思います。「法政の貧乏くささを守る会」という人たちがいて、大学を出たあとは「