2016/4/28 より新しく自由な働き方への移行を目指す「ワークスタイル変革」に取り組む企業は、国内でも増えつつある。だが現時点において、その取り組みは必ずしもスマートに成功しているとはいえない。日本企業における労働環境の課題と、ワークスタイル変革の現状を、スライドストーリーでひも解く。 日本企業に求められる意識改革について、ワークスタイルコンサルタントのパク・スックチャ氏(アパショナータ代表)は次のように語る。 「日本企業がワークスタイル変革を実現できない理由の大半は、つまるところ“人”です。あらゆる企業にITシステムが行き渡り、クラウド化が進む現在では、テクノロジーの導入コストやセキュリティは、ほとんど懸念材料になりません。たとえば安全にフルリモートワークができる環境を構築するためのハードルは、数年前に比べて圧倒的に下がっています。 しかし、それを扱う組織側にノウハウや理解が足りない