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ブックマーク / blog.livedoor.jp/science_q (16)

  • 真核生物の起源再考 - サイエンスあれこれ

    2015年06月08日 03:39 カテゴリサイエンス最前線〜進化 真核生物の起源再考 Posted by science_q No Comments No Trackbacks Tweet 【真核生物の起源再考】6月1日・独マックスプランク研:新しい分析法によって、これまで真核生物の起源とされていた分子痕跡が現生生物による汚染だったことがわかった。これにより真核生物の起源はこれまでの25億年前から15億年前に修正される。http://t.co/Rx22VoamX8— サイエンスあれこれ (@sarekore) 2015, 6月 6 【真核生物の起源再考】 6月1日・独マックスプランク研: 現生生物による汚染を極力排除した新しいサンプル調製法を用いた結果、これまで真核生物の起源とされていた分子痕跡が現生生物による汚染だったことがわかった。これにより真核生物の起源はこれまでの28億年前から1

    真核生物の起源再考 - サイエンスあれこれ
  • 僕は理想のお父さんかい? - サイエンスあれこれ

    2013年06月11日 22:56 カテゴリ四方山話 僕は理想のお父さんかい? Posted by science_q No Comments No Trackbacks Tweet いよいよ今週末は父の日ですね。世のお父さんたちにとって、子供達からこの一年の評価が下される大切な日です。家族総出で祝ってもらえるお父さんもいれば、 父の日なんて毎年知らないうちに終わっているよというお父さんもいるでしょう。この違いを生み出している原因は何なのか。どうすれば、良い父親と認めても らえるのか。今年の父の日には間に合わないかもしれませんが、父親と子供との関係性について長年研究を続けてきた、米・サンフランシスコ州立大学の心理学教授Jeff Cookston氏が、3月5日付けでJournal of Family Issues誌に発表した論文の中で、良い父親になるための五箇条を挙げています。 1)フィード

  • 浸透圧の原理 - サイエンスあれこれ

    2013年04月16日 07:04 カテゴリ科学と暮らし 浸透圧の原理 Posted by science_q No Trackbacks Tweet 浸透圧の原理としてWikipedia語版にはこう書かれています。 半透膜、すなわち溶媒(小さな分子)だけを透す膜で隔てられた2室に溶媒・溶質が同じで濃度の異なる2つ の溶液があると、濃度の低い(溶質分子の密度が相対的に低い)溶液から濃度の高い(溶質分子の密度が相対的に高い)溶液に移動する溶媒分子の数は逆向きの ものより多くなる。これは、低濃度溶液中の溶媒分子の方が、高濃度溶液中の溶媒分子よりも、溶媒自身の密度が高く、拡散の原理に従って、溶媒分子が [高]→[低]へと移動することによっている。結果として、溶媒は溶質濃度の高い溶液の方へ移動し、平衡状態に達するまで続く。 米・バードカレッジ物理学教授Eric Kramer氏によれば、この説明

    nucleotide
    nucleotide 2013/05/23
    従来の拡散による説は間違いで,ブラウン運動する溶質が半透膜に当たって跳ね返るとき,粘性によって周りの溶媒を引っ張り混む→膜の反対側の溶媒が勢いにつられて移動するというのが正しい解釈とのこと.
  • 頭を使うだけでDNAにダメージ?! - サイエンスあれこれ

    2013年04月18日 01:25 カテゴリサイエンス最前線〜脳 頭を使うだけでDNAにダメージ?! Posted by science_q No Trackbacks Tweet これまで、神経細胞におけるDNA二鎖の切断(DSB)によるダメージは、放射線や活性酸素などによって生じ、加齢に伴うDSB修復機能の低下とあいまって、アルツハイマー病などの加齢性神経変性疾患の原因になると考えられてきました。ところが、iPS細胞でノーベル賞を受賞した山中伸弥氏も籍を置く、米・グラッドストーン研究所の主任研究員Lennart Mucke氏らは、3月24日付Nature Neuroscience誌電子版の中で、神経細胞におけるDSBが正常な神経活動によっても誘導され、神経変性疾患の場合、さらにその傾向が顕著になることを、マウスを使った実験によって明らかにしました。この結果は、一見、「頭は使えば使うほ

  • 稀な血液型 - サイエンスあれこれ

    2013年03月29日 06:32 カテゴリサイエンス最前線〜医薬 稀な血液型 Posted by science_q No Comments No Trackbacks Tweet Rh-型に代表されるように、血液型にはABO型以外に、その保有人口が非常に稀な血液型というのが存在します。現在、その血液型を示す原因となる物質(血液型抗原)が特定されている稀な血液型は32種類あるそうです。そして今回33番目の稀な血液型抗原が、米・バーモント大学のBryan A. Ballif氏と仏・国立輸血研究所のLionel Arnaud氏らによって特定され、3月18日付けでEMBO Molecular Medicine誌にその印刷前原稿が掲載されました(購読無料)。 今回Ballif氏らがその血液型抗原を特定した稀な血液型は、Vel-型と呼ばれ、1950年代初頭に大腸がんのために輸血を受けた66歳の女性

  • 「ごめんなさい。あなたのせいじゃないの。」の真意とは? - サイエンスあれこれ

    2012年11月20日 01:46 カテゴリ四方山話 「ごめんなさい。あなたのせいじゃないの。」の真意とは? Posted by science_q No Comments No Trackbacks Tweet 女性に とって、性的な魅力を求める恋愛の対象と、安定的な居心地の良さを求める結婚の対象は必ずしも一致しないとはよく言います。今、奥さんか彼女がいる男性 方、自分がどちらの対象になっているのかよ〜く見極める必要がありそうです。なぜなら、最新の研究結果によると、あなたが恋愛ではなく結婚の対象として見 られている場合、彼女の心の中には潜在的にあなた以外の恋愛対象を、死ぬまで求め続ける欲求がくすぶり続けているかもしれないからです。 カリフォルニア大学ロサンジェルス校(UCLA)のコミュニケーション心理学教授であるMartie Haselton氏(写真右)と、彼女の大学院生であるChris

  • 獲得形質はRNAにより遺伝する〜ジェネティクスでもエピジェネティクスでもなかったメカニズム - サイエンスあれこれ

    2012年01月10日 08:09 カテゴリサイエンス最前線〜進化 獲得形質はRNAにより遺伝する〜ジェネティクスでもエピジェネティクスでもなかったメカニズム Posted by science_q No Trackbacks Tweet 獲得形質というのは、生物個体が一生の間に獲得した新しい能力や特徴のことで、ラマルク(1744-1829)は、キリンの首の話に代表されるような、一代で少しだけ伸びた首という獲得形質が、次世代に遺伝することを繰り返した結果、少しずつ長くなって、あの長い首を進化させたのだという進化理論を提唱しました。 しかし、ランダムな突然変異と適者生存の原理を引っさげ登場したダーウィンの進化論によっても、同様にキリンの長い首を説明できたことや、ダーウィンの進化論がその後、遺伝子の体や遺伝のメカニズムといった物理的根拠を得ることができたのに対し、ラマルクの説は、獲得形質の遺

  • 農薬がパーキンソン病の原因となるメカニズム - サイエンスあれこれ

    2011年07月04日 05:02 カテゴリサイエンス最前線〜環境 農薬がパーキンソン病の原因となるメカニズム Posted by science_q No Trackbacks Tweet パーキンソン病は、中脳黒質ドーパミン作動性神経の変性によって生じる神経変性疾患で、手足のふるえなどの運動症状やうつなどの非運動症状を伴います。映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』などで有名なマイケル・J・フォックス氏が30歳の若さで発症したことでも知られている病気でもあります。 その原因の5%以下は遺伝性ですが、残りの95%は環境に起因すると言われており、農薬のロテノンやパラコートがその環境要因のひとつではないかと疑われていました。最近では、今年2月に米NIHの付属機関である環境健康科学研究所が、どちらかの農薬を恒常的に使用している農民は、そうでない農民より2.5倍パーキンソン病にかかりやすいという

  • ω-3脂肪酸は脳には無効? - サイエンスあれこれ

    2010年11月15日 06:21 カテゴリサイエンス最前線〜医薬 ω-3脂肪酸は脳には無効? Posted by science_q No Trackbacks Tweet 青魚に多く含まれる、ドコサヘキサエン酸(DHA) やエイコサペンタエン酸(EPA)といったω(オメガ)-3不飽和脂肪酸には、これまで様々な生理作用が報告されてきました。血中の中性脂肪や悪玉 (LDL)コレステロール値を下げて、血液をサラサラにすることで、高血圧や動脈硬化になるのを防いだり、その抗炎症作用によってアレルギーや糖尿病を予 防したりなどです。なかでも、「魚をべて頭が良くなる」などのキャッチフレーズによって、脳への効果は特に広く世の中に知られています。しかし、最近の 研究結果によれば、どうもこの脳への効果はあまり期待しないほうがいいようです。ω-3不飽和脂肪酸の脳への効果のひとつとして、妊娠中に摂取すること

  • 知性のあけぼのに必要だった条件とは?(前編) - サイエンスあれこれ

    2010年05月18日 01:02 カテゴリサイエンス最前線〜進化サイエンス最前線〜脳 知性のあけぼのに必要だった条件とは?(前編) Posted by science_q No Comments No Trackbacks Tweet 以前、ブログで も人類最古の芸術品について触れたことが ありますが、このような知性のあけぼのを生み出した原動力は一体何だったのか?Scienceの4月9日号は、それに関する特集を組んでい ました。そこでは、大きく2つの仮説が紹介されていました。ひとつは、脳にある作業記憶(ワーキングメモリー)の進化が重要だったとする説、もうひとつ は、他人を真似ることによる集団学習効果が原動力だったのではとする説です。もちろん両者は二者択一の説ではないのですが、個人の遺伝的能力か、はたまた 集団の社会行動学的能力か、どちらがより知性のあけぼのに貢献したのかという興味ある議

  • もしも乗っているエレベータが突然落下したら・・・ - サイエンスあれこれ

    2010年10月08日 06:32 カテゴリブック・レヴュー もしも乗っているエレベータが突然落下したら・・・ Posted by science_q No Comments No Trackbacks Tweet 皆 さんも一度は考えたことありませんか?乗っているエレベータが突然落下したらどうすべきかって。多くの人は、地面に激突する前にジャンプすれば・・・と か、そう思ったことは、一度くらいあるでしょ?でももう少し科学的に考える人は、落下するエレベータの速度が自由落下速度に等しくなったときに、エレベー タの内部は無重力状態となるので、ジャンプしようとしなくても浮いているはずだと気づきますよね。で、そのまま落下するエレベータと同じ速度で地面に叩き つけられて一巻の終わり。では、速度がそこまで至らなかった場合、できる限り生存率を高める術はあるのでしょうか?最も助かる可能性があるのが、床に仰向

  • 金を精製する細菌 - サイエンスあれこれ

    2010年09月07日 02:57 カテゴリサイエンス最前線〜動物・植物・微生物 金を精製する細菌 Posted by science_q Tweet 1回お休みしておきながら、再び似たような題材だと飽きられてしまうかもしれませんが、金の魅力(写真)に惑わされ、ついついここでご紹介したくなりました。皆さんはバイオフィルムと いう言葉をご存知でしたか?これは、細菌が細胞外に分泌した多糖類からなるシート状の構造体で菌膜とも呼ばれています。バイオフィルムで覆われた内部は、 外部の環境変化や化学物質から守られるため、生息密度の高いコロニーが形成され、それが成長することでキノコ型の巨大で立体的なコロニーが形成されること もあると言います。身近な例を挙げれば、歯垢や台所のヌメリなどがバイオフィルムの一種です。オー ストラリアのクイーンズランド金鉱床で発見されたバイオフィルムは、何と黄金でできていたそう

  • ハダカデバネズミにみる長寿の秘密 - サイエンスあれこれ

    2009年11月23日 00:42 カテゴリサイエンス最前線 ハダカデバネズミにみる長寿の秘密 Posted by science_q No Comments No Trackbacks Tweet 東アフリカ原産のハダカデバネズミ(写真)は、デバネズミ科ハダカデバネズミ属をこの一種で構成するネズミの仲間なのですが、近年非常に脚光を浴びています。それは、彼らが身体の大きさが同程度の動物、例えばマウスの平均寿命の7倍、約28年以上も長生きする(ともに飼育環境下)という特徴があるからです。この長寿の秘密が、最新の米国科学アカデミー紀要(通称PNAS)11月17日号にて報告されました。 ハダカデバネズミの長寿の特徴は、当に死ぬ最後の数年まで、彼らは一切の老化兆候を示さず、元気ハツラツ、生殖行動も立派に行うということです。つまり、細く長く生きているというわけではないということです。それを可能にし

  • ある週の科学発見〜Nature Research Highlightsより - サイエンスあれこれ

    2010年03月27日 07:10 カテゴリサイエンス最前線 ある週の科学発見〜Nature Research Highlightsより Posted by science_q No Comments No Trackbacks Tweet 科学雑誌Natureは、純粋な科学論文を掲載する学術誌であると同時に、一般科学大衆誌としての側面も持ち合わせていて、科学と一 般社会の関わりを、あらゆる側面からニュース記事として発信したりもしています。また、専門家でない読者にも掲載論文のエッセンスが理解できるように解説 記事も豊富です。このような、一般読者向けのコーナーのひとつに、週刊誌であるNatureがその週に他の学術誌に掲載された論文の中から、興味深いもの をピックアップして簡単な解説を載せる、Research Highlightsというコーナーがあります。新聞などによくある、書評のようなも

  • 科学とメディアの蜜月はもう終わりにしよう - サイエンスあれこれ

    2010年02月25日 02:31 カテゴリ科学コミュニケーション 科学とメディアの蜜月はもう終わりにしよう Posted by science_q No Trackbacks Tweet 「画期的な抗ガン 剤発見!」などというメディアの見出しに、気で期待する一般市民は、もうほとんどいないのではないかと思われる今日この頃ですが、一方で、世界有数の地 球温暖化研究機関のひとつである、英イースト・アングリア大学の気候研究ユニットから流出した疑惑のメー ル事件のように、市民は科学に期待するどころか疑いの目すら向けるようになってきています。なぜこんなことになっちゃったのでしょうか。 その辺りの事情を詳しく解説したコラムが、Nature誌の2月18日号に掲載されています。それによれば、この状況は、メディアを利用して自分たちの業績を広く世間に知らしめようと目論む科学界と、単なる科学上の一発見をセンセ

  • 白馬の利点 - サイエンスあれこれ

    2010年02月20日 14:53 カテゴリサイエンス最前線 白馬の利点 Posted by science_q No Comments No Trackbacks Tweet 進化的観点からす ると、生きていく上で不利な遺伝的形質というのは、往々にして淘汰され、そのうち集団の中から消えてしまうものですが、逆に言うと、一見不利な形質でも、 それが集団中に残っているということは何らかの利点があった可能性があります。白い毛色の馬もそのひとつです。 白馬は、そうでない馬と比べて紫外線によると思われる皮膚ガンに罹り易く、また自然の中で目立つため、捕されやすいという不利な条件をもつにも関わらず、現在も淘汰されず、一定の個体数を保持しています。その原因を解明した論文が、2月3日の英国王立協会生物科学紀要オンライン版に掲載されました(購読無料)。 それによると、どうも白馬には、病気を媒介するハエが寄り

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