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ブックマーク / doramao.hatenablog.com (12)

  • ナッツをたくさん食べると健康になるの? - とラねこ日誌

    先日健康関連ニュース*1を眺めていたところ、「ナッツを毎日べる人(1日28g以上)は20%の総死亡リスク低下」という面白い話題を目にしました。 これは医療従事者10万人以上を対象に最大30年以上追跡した大規模な研究です。習慣については聴き取り調査でもあり、その精度は微妙ですが、その他の健康に大きく影響を与える因子も補正していますし、ナッツ類を採り入れた生活には何か良い影響がありそうだぐらいはいえるんじゃないでしょうか。面白いですね。 記事の元となった論文 http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1307352 ナッツは脂肪分が多いのでべ過ぎは・・・という印象が強いですが、健康への良い影響が度々報告されている地中海も脂肪エネルギー比率が高いことが知られておりますから、脂肪の量よりもその内容が大事であるというのは栄養疫学ではコンセンサスと

    ナッツをたくさん食べると健康になるの? - とラねこ日誌
    nucleotide
    nucleotide 2013/11/29
    ちょっとミックスナッツ買ってくる
  • 食育のすすめが勧められないワケ - とらねこ日誌

    当は危うい(?)育の推進 育という言葉をご存じでしょうか? 2005年に育基法が成立し、文化生活、と健康の関連性などについて家庭だけではなく、教育機関や地域とも連携を行い子供達に教育を推進するという事になりました。これにより新たに栄養教諭と呼ばれる管理栄養士(栄養士)の資格を持つ教員が配属されるようになりました。 こうした動きにともない、育をテーマにしたなどが多数刊行されたのですが、その中には育とは名ばかりの根拠のない習慣の押しつけや、栄養学的に妥当でない内容を含む物も多く見られました。そんなわけで、どらねこは「育」という文字を見ると身構えてしまいます。 育関連のオカシナ主張などの具体例については「育とか」タグのある記事を読んでいただければ、そんな気持ちになった理由も分かっていただけるかと思います。 →http://d.hatena.ne.jp/dora

    食育のすすめが勧められないワケ - とらねこ日誌
  • アクアマリンふくしまの復興日記終了の記事は多くの方に読んでもらいたい - とラねこ日誌

    「アクアマリンふくしまの復興日記」 というブログの「復興ブログの終了について 」 http://blogs.yahoo.co.jp/fukushimaaqua/9326268.html という記事を読みました。 震災による被害から昨年7月15日に再オープンにまでこぎつけた「アクアマリンふくしま」の様子を綴ったブログです。どらねこは残念ながらまだ訪れておりませんが、訪れた方によるブログ記事*1などから復興の様子と展示に対する取り組みなどを拝見しておりました。 リンク先の記事では、被災地の原子力発電所に近い街でのホタル放流を題材とした復興プロジェクトへの問題点の指摘と、その指摘を行った事で外部からの圧力がかかるようになった事、それに付随する様々な理由からブログ終了と現在の職を辞する決意をするに至った経緯を述べております。詳細についてはリンク先を読んでいただければと思います。 この記事を読むまで

    アクアマリンふくしまの復興日記終了の記事は多くの方に読んでもらいたい - とラねこ日誌
  • トランス・サイエンスの時代を読んでみた(後編) - とラねこ日誌

    先日の書評エントリの続きhttp://d.hatena.ne.jp/doramao/20120307/1331133987です。 ■BSE事件 書でも、科学コミュニケーションの信頼喪失事例として英国のBSE問題を採り上げ、どのような問題があったのかを分析しています。もうダマ4章との比較に際し、参考となりそうな部分を中心に引用します。 p43より サウスウッド委員会が活動を開始した時点で、BSEの原因や人間への感染可能性に関して科学はまだ不確実な状況にとどまっていたのである。しかし、現実はすでに先行していた。サウスウッド委員会は、不確実な科学知識をもとに、政府への助言を求められたのであった。 ここのポイントは、まだ不確実な状況に留まっていた事と、不確実な段階で助言を求められていた状況が書かれている事でしょう。 p43より 結局、イギリス農水省は以前から仕事で付き合いのある専門家と有名大学の

    トランス・サイエンスの時代を読んでみた(後編) - とラねこ日誌
  • トランス・サイエンスの時代を読んでみた(前編) - とラねこ日誌

    ※注意※この記事は当ブログで連載中のもうダマ書評シリーズの4章を理解する補足としてアップしたモノです。このの内容自体を論じる事を目的として引用をしておりません。その為、筆者の主張やの内容を理解する助けになるような記事となっておりませんので、そのあたりはご理解下さい。因みに、どらねこはこのを読んで良かったとは思っております。もうダマされない為の読書術講義(?):その6を事前にお読み頂いたうえどうぞ先にお進み下さい。 ■なぜこのか この記事は『小林傳司 トランス・サイエンスの時代-科学技術と社会をつなぐ−NTT出版 2007』を参考にもうダマ4章を考えるものです。 STS研究者である平川秀幸氏がツイッター上で同僚と紹介し発言を引用しており、また著書の傾向からSTS研究者として研究内容にも共通点があると判断し、小林氏の主張を書評エントリで切り出したものと並べてみることで何かが見えてくるの

    トランス・サイエンスの時代を読んでみた(前編) - とラねこ日誌
  • 同じエネルギー量でも太りにくい食事ってあるの? - とラねこ日誌

    太りたくないけど、事はしっかりしたい。痩せたいのだけど、事を我慢できない!そんな悩みを持つ方は大勢いらっしゃると思います。 でも、実際には問題になるくらい太っている人ってそれほどいないんですけどね〜、過度な痩せ願望を煽るような風潮はやめて欲しいな〜ぶつぶつ・・・。なんて、思うのですが、そんなに簡単に納得してもらえるとは思いません。テレビを付ければなんちゃら式ダイエット、チラシを見ればサプリメントでみるみる体重減少、町中にダイエット商材が溢れかえっております。ダイエットと謂うコトバは来『事』の意味であったのに、日語としてはほぼ『痩身法』の意味になってしまうほど、事療法≒減量のイメージが強烈なのでしょう。痩せるって事は体に負担をかけることなんだけどな〜、またぶつぶつ・・・。 さて、なんらかの(いわゆる)ダイエット法を実践されている方は大勢いらっしゃいますが、中には専門家も顔負けの理

    同じエネルギー量でも太りにくい食事ってあるの? - とラねこ日誌
  • 近道と落とし穴 - とラねこ日誌

    アフリカで誕生した人類が日人になるまで』(ソフトバンク新書 溝口優司 著)というを読んだ。 このは、人類学者の筆者がアフリカで誕生した人類がどのようなルートからどれぐらいの時間をかけて、日に到達し、現代日人となったのかを有力な学説に個人の推測も交えながら紹介すると謂う、一般向けの科学読み物です。 これを採り上げたのはのレビューが目的ではなくて、学術的、科学的な説明を一般の方に行う場合招きやすい誤解について非常に慎重に書かれているんじゃないかな、と思ったからです。ちょっとわかりにくく書いてみますと・・・ 分かりやすい説明には落とし穴があることを自覚すれば、落とし穴の場所を示して解決できる ・・・と謂う事になりましょうか。 ■進化の誤解 子ども時代の定番だと思いますが、「キリンの首はどうして長いの?」と謂う知的好奇心から生まれる質問があります。幼少期のどらねこは『なぜなに百科』み

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  • たまねぎ - とラねこ日誌

    生活と健康やキッチンサイエンス的な事を紹介する番組があるのは良いけど、糖尿病に高糖質なごはんを薦めてたり、キュウリがビタミンCを壊す的な話があったりとその中身に疑問があったりする事はよくあります。ヒドイ時には牛乳有害論に加担している新谷弘実氏を登場させたりと、なんだかなーという状態だったりします。 先日、涙を流さずにたまねぎを切るみたいな方法が紹介されているのを見たのですが、冷凍庫で冷やすという処置が紹介されてました?氷温付近まで冷えていると酵素の至適温度から外れるため、玉葱細胞中の含硫アミンなどが酵素によって催涙性を持つチオプロパナールなどに酸化される量が少なくなるためでしょうね。 ただ、玉葱の構造と冷凍による冷え方を考えると、表面付近ばかりが過剰に冷却され、中心部付近の温度はそれほどじゃないような気もするのよね。まあ、ただの難癖のような気がしないでもないけど、表面が凍結した場合は細

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  • ゆうぼくせんせいがやってきた - とラねこ日誌

    子供達に科学の照らす明るい未来を伝える為かどうかは定かではないが、彼は北の大地を踏みしめた。 彼の名は遊牧yu_kuboさん、楽しい科学おもちゃを紹介するセンセーだ。はてなブックマークやツイッターなどを通じて仲良くして頂いているのだが、どう謂うルートか知らないが独自の情報網を通じてどらねこの居住地を割り出したらしく、夕一緒にべない?と、声をかけて下さった。 元来が寂しがり屋のネコであり、その申し出にすぐさま飛びついたどらねこは、夕暮れの炭酸林檎飲料工房で彼の到着を待った。 入り口付近で落ちつき無く歩き回っていると、明らかに『コイツどらねこだよな?』と謂う視線で此方を見るお兄様を確認したが、元来が用心深いネコである、相手が携帯を取り出して電話をかけるのを我慢強く待つことにした。しかし、どらねこの予想に反し、なかなか着信しない。どうやら、北の大地の洗礼を浴び手が固まってしまった模様である。

    ゆうぼくせんせいがやってきた - とラねこ日誌
  • ラマルク的な何かと素朴生物学 - とラねこ日誌

    タンポポの Wisdom はいくつであるのが妥当か? id:IshidaTsuyoshi さんのエントリより 小学校の二年生になったわが子の国語の教科書に、タンポポが種子を成熟させてから、風に乗せて飛ばす経過を説明する文章が載っている。内容は、まったくもって自然科学の読み物であり、いわゆる「物語」の類ではない。雨の日には綿毛がしぼむことまで書いているあたり、自然科学の読み物として石田のすごく好きな部類の物である。 しかし、自分でも「こんな難癖つけなくても…」とか思いつつも、ちょっとだけ気になる点がある。それは、タイトルと文の中でタンポポに知恵があるかのような表現をしている点だ。 <中略> 小学二年生でそのような納得をしてしまっても、たぶん中学校に進学するまでに「植物はなにか考えたり思ったりはしない」という知識は手に入れるだろう。そして、中学校の理科か高校の生物の授業で、当はどういう経緯

  • 予防できるのなら予防したい - とラねこ日誌

    『感染症999の謎』編集 岩田健太郎 メディカル・サイエンス・インターナショナル刊 (2010) この、東京へ遊びにいった時に衝動買いしちゃいました。 医学知識に欠けるどらねこにはちょっと勿体ないようなある程度濃さのある良い内容のだと思います。 予防接種有害論を標榜する代替医療やマクロビさんなどに言及する事もあるので、予防接種の項目をパラパラめくっていたら面白いトピックを見つけました。引用させて頂きます。 p455 高齢者の帯状疱疹予防に水痘ワクチンは有効か? 高齢者の帯状疱疹予防に、水痘ワクチンが有効であるかを党大規模無作為化プラセボ比較対照試験が、アメリカで1998年から実施された。60歳以上の高齢者 38,546人のうち 19,270人に、ワクチン(岡株/メルク株)を接種し、 19,276人にプラセボを接種して、帯状疱疹の患者発生数が 957人に達した時点(平均観察機関 3.12

    予防できるのなら予防したい - とラねこ日誌
  • 脳科学(?)とあさごはん - とラねこ日誌

    川島隆太教授が脳の働きを活性化する朝ごはんの機能について調査(東北大学プレスリリース) http://www.tohoku.ac.jp/japanese/2010/01/press20100112-01.html 【大学生400名・ビジネスマン500名を対象にした 朝ごはんに関する意識と実態調査を実施。朝ごはんをべる習慣と、人生を成功に導くこととの 関連性が明らかに】 プレスリリース文はpdfでよめる 全国の現役大学生 400 名と、4年生大学を卒業した会社員 500 名を対象に「朝ごはんに関する意識と実態」に関するインターネットでのアンケート調査を 2009 年 11月 14日(土)から 16 日(月)の 3 日間にわたって行いました。 (4年生は原文ママ) なんか頭に機械くっつけて調べたのかな?なんて思っていたら、アンケート調査なの?で、ここまで宣伝しちゃうわけ?唖然・・・ 私生活

    脳科学(?)とあさごはん - とラねこ日誌
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