今日の甲州はやや曇りがちでして、気温もすこし落ち着いた感じ。朝夕の寒暖の差が激しいこの盆地ではちょっと暑いからといって薄着で出かけると帰りが寒い。 さて、すでにご存知の方もいらっしゃると思いますが、コントロールの感覚と陰謀論の関係について書くのを忘れていたのでここでまとめて書いておきます。 私がここで主張したいことの要点だけいえば、 人間は「自分たち」がコントロールできていると感じるものには恐怖を感じないが、自分たちのグループに属さない外部の"奴ら”にコントロールされていると感じると、恐怖や怒りを感じる傾向がある ということです。しかもこの「奴ら」というところが、エリートや金持ちになると、それが陰謀論につながりやすいわけです。 ここで重要なのは、この「奴ら」という人々が、自分たちとは違う異質な「他者」であればあるほど恐怖感(と怒り)が増してくる、という点です。これが極端な方向に振れて、思い