◇燃料電池車用 セブン−イレブン・ジャパンと合意 産業ガス大手の岩谷産業は10日、燃料電池車(FCV)用の「水素ステーション」を併設したコンビニエンスストアを展開することでセブン−イレブン・ジャパンと合意したと発表した。コンビニ最大手のセブンのブランド力により認知度を高め、次世代エネルギーとして水素の普及を加速させたい考えだ。 水素と酸素を反応させて発電した電気で走行するFCVは、走行中に水しか排出せず、「究極のエコカー」と呼ばれる。水素の価格が高いことが課題とされ、経済産業省は「2015年にガソリン車の燃料代と同等、20年にハイブリッド(HV)車と同等以下」にする目標を立てた。だが、岩谷産業は先月、赤字覚悟で、HV車のガソリン代並みの水素1キログラム当たり1100円にすると発表した。 岩谷産業とセブンは15年秋にも東京都と愛知県に水素ステーション併設のコンビニ店を出す。岩谷産業はこ