━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 週刊isologue(イソログ) 2009.04.13(第2号) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■AIGの経営危機のディープな記録とその示唆 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 今回は、経営危機に陥っているアメリカの金融機関「AIG」社について深堀りして見てみましょう。 AIG社は2008年度に約10兆円もの巨額な赤字を計上したわけですが、日本のマスコミでは、「リーマン・ブラザースは破綻させたのにAIGは救済された」とか、「公的資金の注入で救済を受けながら高額のボーナスを役職員に支払ったということでバッシングを受けている」といったことのみが伝えられ、「実際にどのようなメカニズムで経営危機に陥ったのか」とか、「政府からどういったスキームで資金提供を受