今やラノベ作品の中で、大きな割合を占めている“妹萌え”ラノベ。どうやらこの“妹萌え”ラノベのポイントは、どこまで妹に尽くせるかにかかっているようなのだ。 例えば“妹萌え”ラノベの代表作とも言える『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』(伏見つかさ:著、かんざきひろ:イラスト/アスキーメディアワークス) には、隠れオタクの妹のために体を張ってくれる兄・京介がいる。妹の桐乃は成績優秀で運動神経も抜群、おまけに読者モデルまでつとめるような完璧な女の子だが、子供向けの萌えアニメや18禁の美少女ゲームが大好きな“隠れオタク”だという秘密を持っているのだ。そんな桐乃に友達を作るため、自分は一切ゲームもしない非オタクなのに、わざわざオフ会まで付いて行ってあげる京介。さらに、桐乃が持っている18禁ゲームが見つかり、彼女の趣味が厳格な父親にバレたときは「これは自分のものだ!」と言って桐乃をかばうのだ。普段は挨拶