霊界や死後の世界を取り上げているテレビ番組が霊感商法や宗教カルトによる被害の素地になっているとして、全国霊感商法対策弁護士連絡会はこのほど、日本民間放送連盟(民放連)や民放キー局などに対して、行き過ぎた番組内容の改善を求める要望書を提出した。 要望書は、「霊能師と自称する人物が一般には見えない霊界やオーラを見えるかの如く断言し、それをもとに様々な指摘をされるタレントがそれを頭から信じて動揺したり感激してみせるような番組」や、「占い師がタレントの未来を断定的に預言し、言われたタレント本人や周囲の人がこれを真にうけて本気で応答しているような番組」がたびたび放送されているとしている。そして、このような番組は「社会的経験の乏しい未成年者や若者、主婦層の人々に、占いを絶対視し、霊界や死後の世界を安易に信じ込ませてしまう事態」をもたらし、霊感商法や宗教的カルトの勧誘を容易にする素地を作っているとして、