映画「モテキ」や「バクマン。」などで知られる演出家・映画監督の大根仁。サブカルチャーの世界で自意識に縛られる男子を描く名手だ。 監督作品には、森山未來、妻夫木聡、福山雅治らそうそうたる顔ぶれが並ぶ。邦画を彩る俳優たちの新たな一面を引き出してきた大根にとって、「天才」とはどういう存在なのか。その問いに対し、大根は自身に多大な影響を与えた3人の名前を挙げた。 北野映画の一つの極みに達した『ソナチネ』 ――数多くの才能をご覧になってきたと思いますが、こと天才というと? 大根 パッと思いつくのは、やっぱり(ビート)たけしさんかな。僕らの世代は多いと思いますよ。出会ったタイミングが小学校5、6年生でしたから。人格形成において一番の礎というか。 ――当時のたけしさんはどの時期にあたりますか。 大根 漫才ブームじゃないですか。テレビの黄金期に子供時代を送っていたけど、ベタとか普通とかそういう価値観を全部
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