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書籍と世界史に関するnununiのブックマーク (25)

  • 2020年に読んでおもしろかった本10冊 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    歴史に残る2020年」に読んだものたち 2020年もそろそろお終いです。 今年は新型コロナの影響で 在宅時間が増えて、読書時間が増えた人も多かったのではないでしょうか。そんな私は図書館にしばらく行けなくて、ネット書店でのお取り寄せ頻度が去年比で2倍以上になりました。 図書館にあるやや古いではなく、比較的新しく出たを読む機会が増えたわけです。せっかくですので、2020年に読んだで面白かったものを10冊紹介してみます。 1. 『タイのかたち』 赤木攻 めこん  2019/10/25 ¥2,750 このは今年の1月に書評を書きました。 タイトルの通りタイ王国の歴史に関するなのですが、一般的な通史ではありません。 いかにタイという国が多民族な国家で、異なる地域の集合体であるかが強調され、それゆえ近代以降に歴史文化を「創り上げる」必要があったかが説明されています。 普通に通史を読むだけ

    2020年に読んでおもしろかった本10冊 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
    nununi
    nununi 2020/12/17
    メモメモ。
  • 『<海賊>の大英帝国 掠奪と交易の四百年史』薩摩真介 著 | Call of History ー歴史の呼び声ー

    英国史上有名な「海賊」というと誰が思い浮かぶだろうか?アルマダの海戦を戦ったジョン・ホーキンズやフランシス・ドレイク、財宝伝説で知られるキャプテン・キッドことウィリアム・キッド、大海賊バーソロミュー・ロバーツや黒髭エドワード・ティーチ、女海賊アン・ボニーとメアリ・リードなど、冒険活劇の主人公として描かれることも多い名前が挙がるかもしれない。しかし、上記で挙げた中には実は「海賊」とは呼べない人物もいる。ジョン・ホーキンズやフランシス・ドレイクなどは「私掠」船の船長であった。では「海賊」と「私掠」はどう違うのだろうか。 海上での掠奪行為を行うのが海賊だが、海上での掠奪行為を行うものがすべて海賊であったわけではない。中近世ヨーロッパでは掠奪は経済行為と結びついて商人や農民などから王侯貴族に至るまで掠奪行為は一般的に行われていた。近世になって掠奪に関する法整備が始まり、合法な掠奪と非合法な掠奪への

    『<海賊>の大英帝国 掠奪と交易の四百年史』薩摩真介 著 | Call of History ー歴史の呼び声ー
  • 【2020年3月版】世界史関連の新刊30冊 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    2019年12月〜2020年3月の世界史関連の新刊の紹介 新型コロナの影響で外出を控え自宅にいがちな方も多いのではないでしょうか。 屋に行くのもためらわれるという方もいるかもしれません。 世界史関連の新刊の最新の情報をまとめましたのでぜひご参考にしてください。 1. 「シリーズ中国歴史②江南の発展:南宋まで」 丸橋充拓 著 岩波書店 2020/1/21 江南の発展: 南宋まで (岩波新書) 作者:丸橋 充拓 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2020/01/23 メディア: 新書 ユーラシアを見わたせば、中国は、北は遊牧世界、南は海域世界へと開かれている。第二巻は、長江流域に諸文化が展開する先秦から、モンゴルによる大統一を迎える南宋末までの長いスパンで「海の中国」を通観。中原と対峙・統合を重ねながら、この地域が経済・文化の中心として栄えゆく姿を、社会の重層性にも着目しつつダイナミ

    【2020年3月版】世界史関連の新刊30冊 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
  • どうして人間はこんなにも多くの本を破壊するのか──『書物の破壊の世界史――シュメールの粘土板からデジタル時代まで』 - 基本読書

    書物の破壊の世界史――シュメールの粘土板からデジタル時代まで 作者: フェルナンド・バエス,八重樫克彦,八重樫由貴子出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 2019/02/28メディア: 単行この商品を含むブログを見る 「書物」ではなく「書物の破壊」に注目し、その起源から現代までを700ページ超えの圧巻の物量で概観してみせる凄まじい一冊だ。書物の破壊といっても、災害での消失から、戦争での破壊、思想・心情に反する焚書、虫いまで様々なわけだが、書はその全てを対象とみせる。一度2004年に初版が刊行され、後に好評を受け新版が出ているのだが(邦訳の底はこっち)、そこでは「フィクションの中の書物の破壊」について語る部分まで挿入されており、やりすぎなぐらいにやってくれている。 書物は記憶を神聖化・永続化させる手段である。それだけに今一度、社会の重要な文化遺産の一部として捉え直す必要がある。文

    どうして人間はこんなにも多くの本を破壊するのか──『書物の破壊の世界史――シュメールの粘土板からデジタル時代まで』 - 基本読書
    nununi
    nununi 2019/03/10
    読みたい。メモメモ。
  • 2018年に読んで面白かった歴史関連本 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    今年読んで良かった10冊 早いもので2018年も終わろうとしています。 ぼくは年間で何冊のを読んだのかいちいち数えてないのですが、100〜150くらいは読んだんじゃないかと思います。正確にはよく分かりません。ただし9割は歴史関連のです。 年末ですし、今年1年間で面白かった歴史関連をまとめてみます。 年末年始にぜひどうぞ。 1. 八九六四 「天安門事件」は再び起きるか 安田 峰俊 KADOKAWA 八九六四 「天安門事件」は再び起きるか posted with カエレバ 安田 峰俊 KADOKAWA 2018-05-18 Amazonで購入 楽天市場で購入 タイトルは「天安門事件は再び起こるか」と煽り気味ですが、内容は地に足のついたルポとなっています。天安門事件を直接または間接で体験した人に、あの事件とは何だったのかを聞いて回るという内容。 気で中共打倒を目指した人、ただそこに居合

    2018年に読んで面白かった歴史関連本 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
  • 『王たちの最期の日々 (上・下)』パトリス・ゲニフェイ編 | Call of History ー歴史の呼び声ー

    カール大帝(シャルルマーニュ)からナポレオン3世まで、歴代フランス君主の臨終に焦点を当てたである。とりあげられるのは以下の十九人の王・皇帝だ。 カール大帝(シャルルマーニュ) / ユーグ・カペー / フィリップ2世 / ルイ9世 / シャルル5世 / ルイ11世 / フランソワ1世 / アンリ2世 / アンリ3世 / アンリ4世 / ルイ13世 / ルイ14世 / ルイ15世 / ルイ16世 / ナポレオン1世 / ルイ18世 / シャルル10世 / ルイ・フィリップ / ナポレオン3世 フランス王位の継承は最初から盤石な体制として始まったわけではなく、むしろ脆弱でいつ絶えてもおかしくない危ういものであった。カール大帝死後、フランク王国は三分割を経て東西フランク王国に分裂、東フランク王国は早期に神聖ローマ帝国への脱皮を図って集権的な皇帝権力の確立に成功したが、西フランク王国はヴァイキング

    『王たちの最期の日々 (上・下)』パトリス・ゲニフェイ編 | Call of History ー歴史の呼び声ー
    nununi
    nununi 2018/09/18
    カール大帝からナポレオン三世まで、歴代フランス君主19人の臨終図鑑。これは読みたい。
  • 世界史リブレットのおすすめの巻を紹介してみる - 明晰夢工房

    山川出版社からは世界史リブレットという小冊子がたくさん刊行されています。古今東西の多くのテーマを扱っていて、ページ数こそ少ないものの各分野の専門家が書いているため中身が濃く、コスパは決して悪くありません。姉妹編として『世界史リブレット 人』シリーズも刊行されていますが、こちらは簡潔な人物伝としても使え、人物を通してその時代をより深く理解するのに役立ちます。 なにしろ刊行数が多いのでとても全部は紹介できませんが、今まで読んだものの中から面白かったものを紹介してみます。 東アジアの「近世」 東アジアの「近世」 (世界史リブレット) 作者: 岸美緒 出版社/メーカー: 山川出版社 発売日: 1998/11/01 メディア: 単行 クリック: 7回 この商品を含むブログ (8件) を見る これはとても面白い。銀や高麗人参、鉄砲や生糸など、特定のモノを通じて東アジアの「近世」の誕生の時期について

    世界史リブレットのおすすめの巻を紹介してみる - 明晰夢工房
    nununi
    nununi 2018/04/24
    山川のリブレットシリーズはサクッと読めて好き。判型違うけど、これ新書的なノリで読んでます。
  • 【2018年4月版】世界史関連の新刊30冊まとめ - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    4月度発売の世界史の情報まとめ 今月から、出版各社から発売される世界史関連の新刊書籍を月イチでまとめていこうと思います。 ふらりと屋に立ち寄って気になるを探すという楽しみはありますが、事前に当たりをつけて確実に面白いを見つけませんか? 今月は2月下旬〜4月中旬発売の世界史関連を、ぼくが「面白そう!」と思ったもののみピックアップします。 1. アイルランド革命 1913-23 第一次世界大戦と二つの国家の誕生 岩波書店 小関隆著 (4/11発売) アイルランド革命 1913-23――第一次世界大戦と二つの国家の誕生 posted with カエレバ 小関 隆 岩波書店 2018-04-11 Amazonで購入 イギリス支配下の連合王国から帝国自治領へ──20世紀初頭にアイルランドが経験した変化は「革命」と呼ぶに値する。大戦を経て生まれた二つのアイルランドは現在も存続しており、その起源

    【2018年4月版】世界史関連の新刊30冊まとめ - 歴ログ -世界史専門ブログ-
    nununi
    nununi 2018/04/16
    「図説 中世ヨーロッパの美術」を読んでみたい。
  • 「あだ名で読む中世史」で見るヨーロッパの王侯の「○世」の数え方

    はくえー🔱【各国の王侯情報紹介】from:西方元老院 @tomoshibi6o6o やばい…「あだ名で読む中世史」読むのを断念しそうなレベル あだ名リストで50ページも割かれてるんですが…最初から「緑伯アマデーオ6世」とか見たことないんですが…うわ… 2018-01-27 17:15:18 はくえー🔱【各国の王侯情報紹介】from:西方元老院 @tomoshibi6o6o とりあえず目次を書いておきます。 第1章 ヨーロッパ中世はあだ名の宝庫 第2章 「カール・マルテル」の謎 第3章 ピピンはいつから短躯王と呼ばれたか 第4章 姓の誕生 第5章 中世の命名方法とその背後にあるもの 第6章 中世の家門意識はいかにして形成されたか 第7章 混迷のユーグ・カペー 2018-01-27 17:19:20 はくえー🔱【各国の王侯情報紹介】from:西方元老院 @tomoshibi6o6o あん

    「あだ名で読む中世史」で見るヨーロッパの王侯の「○世」の数え方
    nununi
    nununi 2018/01/29
    知らない人メッチャたくさんいる。これは読んでみたい。
  • 2017年に読んで面白かった本&よく読まれた記事 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    2017年の歴ログの振り返り 細々と更新していますが、当ブログは何気にスタートして4年目になります。 今年は仕事でも私生活でもメチャクチャに忙しかったこともあって、更新頻度をさらに落として運営していました。 当然ながらアクセス数は下がったんですが、これくらいはしょうがないかなーくらいの下がり方なので、来年度も「長く続ける」ことを目標にやっていこうと思います。 ということで、2017年度にぼくが個人的に読んだで面白かったものの紹介と、あとアクセス数ランキングを今回はお送りします。 2017年に読んで面白かった どんなに忙しくても、を読む時間と心の余裕は持っておきたいものです。 雑誌とか漫画除くと今年度はたぶん100冊近くは読んでますが、最新のものを追うというより古いでもどんどん発掘して読んでいくスタイルです。なのでご紹介するのも、かなり古いも混じっています。 1. したたかな敗者た

    2017年に読んで面白かった本&よく読まれた記事 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
  • 『海賊の世界史 古代ギリシアから大航海時代、現代ソマリアまで』海賊は社会を映す鏡である。 - HONZ

    海賊ははるか古代より存在する。様々な文化、様々な海域、様々な政治状態、そして様々な民族によって海上での略奪行為は行われてきた。海賊と一言でいっても、その背景には多くの違いがある。だが、古代から現代、洋の東西を問わず、海賊には相反する二つの見かたがある。それは書帯にも書かれているように「自由を求めるヒーロー」としての姿と「人類共通の敵」としての姿だ。 例えば「歴史の父」と言われる古代の歴史家ヘロドトスはサモス島の支配者にして海賊王のポリュクラテスを「海上制覇企てた最初のギリシャ人」と呼びその志の高さを賞賛している。一方で古代ギリシャの哲学者キケロは海賊を人類共通の敵として弾劾している。 書は時代や人によって常に2つの相対する側面を持つ海賊を古代から現代まで駆け足で概観できる作品である。第1章の「海賊の始まり」では古代世界、特に地中海を中心に海賊の成り立ちから、ローマ帝国との関わりを眺める

    『海賊の世界史 古代ギリシアから大航海時代、現代ソマリアまで』海賊は社会を映す鏡である。 - HONZ
    nununi
    nununi 2017/10/18
    メモメモ。
  • 「トラクターの世界史」という中公新書が、なんか気になる。あす発売 - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

    トラクターの世界史 - 人類の歴史を変えた「鉄の馬」たち (中公新書) 作者: 藤原辰史出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2017/09/20メディア: 新書この商品を含むブログ (9件) を見る内容紹介 1892年にアメリカで発明されたトラクターは、直接土を耕す苦役から人類を解放し、穀物の大量生産を可能にした。文明のシンボルともなったトラクターは、アメリカでは量産によって、ソ連・ナチ・ドイツ中国では国策によって広まり、世界中に普及する。だが、化学肥料の使用、土地の圧縮、多額のローンなど新たな問題を生み出す。書は、一つの農業用の"機械"が、人類に何をもたらしたのか、日での特異な発展にも触れながら、農民、国家、社会を通して描く。 著者について 京都大学人文科学研究所准教授.1976(昭和51)年北海道旭川市生まれ.99年京都大学総合人間学部卒業.2002年京都大学人間・環境学研

    「トラクターの世界史」という中公新書が、なんか気になる。あす発売 - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-
  • 「食糧の帝国――食物が決定づけた文明の勃興と崩壊」

    人類史における都市の繁栄を生み出したもの、それは糧の余剰と交易であった。余剰糧が富を生み、富が都市と社会、そしてそこで暮らす人びとの生活を繁栄させる。書は、その歴史上様々なかたちで現れてきた「糧を礎とした社会」、すなわち「糧帝国」の盛衰を通して、現代もまたその歴史上の「糧帝国」と共通する特徴を備え、それゆえに巨大なリスクを抱えていることを浮き彫りにする一冊である。 「糧帝国」成立の3つの条件1) 農民が自分たちでべる以上の糧を生産できること 2) 買い手に売るための取引手段が存在すること 3) 経済的利益をもたらすまで糧を保存できる手段があること 書によれば、古代メソポタミア、エジプト、ギリシア、ローマ、中国から大英帝国まで「糧帝国」は上記の3つの条件が成立することによって誕生してきた。すなわち、余剰糧の生産、取引の仕組み、保存と輸送である。歴史上、この料の生産

    「食糧の帝国――食物が決定づけた文明の勃興と崩壊」
  • 「大聖堂・製鉄・水車―中世ヨーロッパのテクノロジー」 | Call of History ー歴史の呼び声ー

    ヨーロッパの中世を「暗黒時代」、すなわち「暴力と狂信と無知と停滞の時代」とする見方はすでに否定されている。確かに絶え間なく続く戦争と、キリスト教的世界観の浸透と、ローマ教会の支配が築かれ、ギリシア・ローマ時代の知識が少なからず一時的ながら失われた時代ではあったけれども、後に近代を切り開く土台となる様々な技術のささやかながら着実な革新が繰り返された、ゆっくりと着実な進歩の時代であった。その中世ヨーロッパのテクノロジーとイノベーションはどのようなものであったのか、緩やかな技術革命の千年を振り返る一冊である。 別に中世ヨーロッパが栄光の時代であったとか、産業革命に比肩する技術進歩の時代だったなどと言う訳ではなく、ただただ、後進地であったヨーロッパで中世の千年間で起きていた地道な技術的革新の歩みを描いているに過ぎないが、そこにドラマがあり、面白さがある。ジャレッド・ダイアモンドとかウィリアム・H・

    「大聖堂・製鉄・水車―中世ヨーロッパのテクノロジー」 | Call of History ー歴史の呼び声ー
  • 2016年に読んで面白かった本&よく読まれた記事 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    歴ログの今年の振り返りをしてみます 年末に今年の振り返りをするのが恒例?になってます。 恒例といっても3回目なのですが。 今年は仕事と私生活がメチャクチャ忙しくて、更新の頻度をガクッと落とした年でした。その分品質を上げようと努力したんですがあんま上がってないので、ただ量が少なくなっただけでした。すいませんでした。 は週2〜3冊のペースで読んでいるんですが、あんまり世界史に関係ないも読んでいました。 ということで、2016年のブログの振り返りと今年読んだ記事をまとめてみます。 2016年度に読んで面白かった 今年は直接ブログのネタになるようなだけでなく、あんま関係のないを結構読んでました。特に辺境作家の高野秀行さんのを凄く読んでました。 1: 「 世界の辺境とハードボイルド室町時代」 高野秀行,清水克行 集英社 世界の辺境とハードボイルド室町時代 作者: 高野秀行,清水克行 出版

    2016年に読んで面白かった本&よく読まれた記事 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
    nununi
    nununi 2016/12/29
    今年も一年間ありがとうございました。
  • みんな大好き「中世ヨーロッパの城塞」。

    いやみんなかどうか知らんけど(笑) 自分の周囲だとけっこうこのテの資料探してる人が多いもんでね・・・。 というわけで、その名も「中世ヨーロッパの城塞」というがマール社から出てたのでさっそく手に入れてみた。世界の民族衣装、とかのあのマール社といえば、内容に一定のクオリティが約束されることはお分かりかと。 個々の事例でのツッコミは甘いものの、城塞全般の概要や各パーツの解説はそれなりに。城というのはきらびやかな場所じゃなくて、生活の場でもあるということ。下水道のない時代に水洗トイレといえばお堀直結で汚物ダダ流しにするだけだったこと。など、リアルな解説もあります。 カラーページは無くぜんぶ白黒で値段を抑え気味にしてるのも、学生さんとかには嬉しい感じですかね。 ただ一箇所だけ気にして欲しいのは、この、基がフランス語なんで用語がフランス語のとこが多いっすね… 元が英語ドイツ語かフランス語かその

    みんな大好き「中世ヨーロッパの城塞」。
  • 『戦争の物理学』戦史と物理学の歴史の見事な融合 - HONZ

    戦争にまつわる物理学のを書いている」著者がこう話すと、周りからは「物理学が戦争と何の関わりがあるんだい?」という言葉が返ってきたという。続けて「ああそうか、原子爆弾のことだね」と言われたという。『戦争の物理学』という書のタイトルを読んで同じように思った方も多いだろう。もちろん、書では原爆の事も論じられている。しかし、それだけではない。人を殺傷する際の運動エネルギーも全て物理の法則にのっとり行われている。書は古代から現代までの兵器の変遷を物理学の視点から読み解いた、一風変わった作品だ。 書は、それぞれの時代の兵器の変遷を説明し、その兵器がいかに活躍したかを戦記風に記述した後、兵器にまつわる物理的な話へと移る、という構成が取られている。このため、歴史好きの人にもお勧めできる一冊だ。 例えばロングボウという弓の話は「100年戦争」のさなか、ロングボウの活躍により圧倒的な兵力差を誇る重

    『戦争の物理学』戦史と物理学の歴史の見事な融合 - HONZ
    nununi
    nununi 2016/04/28
    チェックしとこう。
  • 「ヒトラーを支持したドイツ国民」ロバート・ジェラテリー 著

    アドルフ・ヒトラー率いるナチス第三帝国はその十二年の統治の間、ドイツ国民の支持を広範囲に得て味方につけ、その維持に力を注いだ。ほとんどの場合、ドイツ国民は自らの意思で、積極的に、戦局が悪化して体制崩壊寸前となってもなお独裁体制を支持し続けた。メディアを積極的に活用したヒトラー政権はさまざまな残虐行為を隠すよりも公開して、その意義を訴える一方で、巧みに情報統制を行い、国民もそれに同意したのである。 『第三帝国の歴史では一貫して、同意と強制とはもつれ合っている。その理由の一部は、国民がほとんど好意を抱いていなかった特定の個人、少数派、社会集団を狙って強制と恐怖の手段が行使されたからだ。』(P2) このでは、そのヒトラー政権を支持し続けた国民たちの姿が当時の公文書や新聞、メディア、その他さまざまな文書を元に生々しく描き出されている。上下二段組み全324ページの大著である。 ワイマール(ヴァイマ

    「ヒトラーを支持したドイツ国民」ロバート・ジェラテリー 著
  • 古代ローマの奴隷制がスゴすぎる!ビジネスに役立つ知識の宝庫?

    【今回取り上げる書籍】 『奴隷のしつけ方』(太田出版/マルクス・シドニウス・ファルクス著、ジェリー・トナー解説) 奴隷をしつける……といっても、サディスティックな性嗜好をお持ちの御仁が嗜む刺激的なプレイの話ではありません。 書は「わが一族は何世代も前から多くの奴隷を所有してきた。したがって、奴隷の扱いについてわたしが知らぬことなどない」と豪語する古代ローマ貴族が、“未開の民”である読者に向けて、古代ローマにおける奴隷の適切な扱い方や、よき主人となるための心構えを説いたものです。 いまいちピンとこないかもしれませんね。まずは目次を見ていただきましょう。だいぶ雰囲気が掴めるはずです。 【目次】 序文 主人であれ 第1章 奴隷の買い方 第2章 奴隷の活用法 第3章 奴隷と性 第4章 奴隷は劣った存在か 第5章 奴隷の罰し方 第6章 なぜ拷問が必要か 第7章 奴隷の楽しみ 第8章 スパルタクスを

    古代ローマの奴隷制がスゴすぎる!ビジネスに役立つ知識の宝庫?
    nununi
    nununi 2015/08/23
    チェックしとこ。
  • ユーゴオタが非オタの彼女にユーゴスラヴィア解体について軽く勉強してもらうための10冊 - Danas je lep dan.

    まあ,どのくらいの数のユーゴオタがそういう彼女をゲットできるかは別にして,「研究者ではまったくないんだが,しかし自分のオタ趣味を肯定的に黙認してくれて,その上でユーゴ解体とはなんだったのかについてちょっとだけアカデミックな好奇心持ってる」ような,ヲタの都合のいい妄想の中に出てきそうな彼女に,ユーゴ解体について学ぶための基書となるような10冊を選んでみたいのだけれど。(要は「脱オタクファッションガイド」の正反対版だな。彼女にナショナリズムを布教するのではなく相互のコミュニケーションの入口として) あくまで「入口」なので,時間的・語学的に過大な負担を伴う現地語の3巻,4巻の通史は避けたい。ていうかそんなの俺も読んでねーし。できれば日語,せめて英語にとどめたい。あと,いくら研究史的に基礎といっても古びを感じすぎるものは避けたい。自主管理社会主義好きが岩田昌征の著書は外せないと言っても

    nununi
    nununi 2013/06/25
    あれ、「さよなら妖精」が