人気作家の伊坂幸太郎さん(37)が、自作の「ゴールデンスランバー」(新潮社)について、15日に選考会が行われる直木賞(日本文学振興会主催)の選考対象となることを辞退していたことが7日、分かった。 「ゴールデンスランバー」は今年の本屋大賞と山本周五郎賞を受賞しているベストセラー小説。昨冬出版され、発行は約25万部。 伊坂さんが辞退の意向を伝えたのは、候補作を決める予備選考が行われる前の4月。「執筆活動に専念したい」と直木賞候補から外れることを希望したという。 伊坂さんは仙台市在住。これまでに「死神の精度」などで直木賞候補に5度選ばれている。