サブタイトル[禁断のロリコンオーディション] 前書き:掃き溜めに鶴 東京ドームへ向かう地下鉄車中 八月末日、いわゆる夏休み最後の日曜日の夜の地下鉄の車中は、それは夏の名残りを惜しむ行楽客でいつもよりも混んでいた。そう、まさに足の踏み場も身じろぎする隙間もない箱の中に老若男女が押し込められている。 そこの出入り扉の脇、座席の端のポールに背中を預けた女の口からは荒い息が漏れているが、車体の音にかき消されていく。人間が詰め込まれた電車の中で、その女はキャミソールの胸を正面の男の体に押しつぶされ、黒革のミニスカートの下の網タイツはその中年男の足に絡められていた。いわゆる公開痴漢プレイである。 中年男「んふふ、やらしい体だなぁ…」 男はにやにやと笑いながら女の乳房を自分の胸で摩擦し、背中を指で撫ぜる。女の方も体重を金属棒と周りの男に支えられ、リップグロスに付いた唾液を粘つかせながら、行為を受け入れて