Q. なぜネットワークはループを作ってはいけないの? A. 同じ経路をぐるぐる回り、他の通信を邪魔してしまうから。 EthernetとIPネットワークのループ ネットワークは情報を伝達するための仕組みであり、通常、ネットワークに障害が発生しても通信が断たれないよう、障害箇所を迂回するために複数の経路を持つのが一般的である。いくつも経路を持っておけば、一方の経路が使えない場合でも迂回経路を使って宛先に向かえばよい。 実はネットワークのループとなる経路は、一般的に障害対策の意味もあり、通信を維持するための仕組みでもある。しかし、LANにおいて問題となるループが2種類ある。スイッチングハブまたはL2スイッチを単純に接続した「物理的な経路のループ」と、IPネットワークを構成するルータの経路情報の矛盾によって発生する「論理的な経路のループ」である。この2つの現象について、その原因と対策(防衛策)をみ
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