ぐあー最高に素晴らしい物語だった。終わった後の余韻も冷めやらずすぐさまこれを書いている。『WORLD END ECONOMiCA』は狼と香辛料などで知られる支倉凍砂氏シナリオによるサークルSpicy Tailsによる同人ゲーム(だけどAmazonで買える)で、月を舞台にした株取引の熱狂を書いたもの。第一部、第二部、第三部と一年おきに発表されて、その最初の発表から完結編が出るのを心待ちにしていたのだけど、つい先日完結したので一気にやったのだが……。 金融ドラマ これがもう素晴らしいのなんのって! 株取引ちうのは、月にいかなくてもフィクションにすらしなくても、現実の取引からしてすでにドラマだ。世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち (文春文庫) - 基本読書 を詠むがいい。アメリカ国民が住宅バブルに沸き立って熱狂しているさなか、「これは絶対に破綻する」とマイナスの方に賭けた人間たちがいた。
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