人はロジックだけでは動かない。しかしオリンピック東京招致のスピーチに見るように、感動するスピーチの裏にはきちんとした構造があった。『思いが伝わる、心が動く スピーチの教科書』やビジネス各紙のコメントで有名な佐々木氏の連載、第3回はいよいよ、心を揺さぶるストーリーの描き方、語り方に迫る。 ストーリー(物語)とは、出来事を分析せずに、起きた順に沿って描写する伝え方です。人類は大昔からこのやり方で、世代を超えて大切なことを語り継いできました。物語として伝えられると、私たちは、まるで自分が主人公になったかのように、感情移入して、出来事を疑似体験します。そのため、心が揺さぶられ、話が記憶に焼き付くのです。 スピーチでは、ストーリーを効果的に用いることで、共感を誘い、聴き手の感情を刺激することが可能となります。また、実際に起きたこと、感じたこと、考えたことを率直に語ることで、話し手の人となりが伝わるた
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