これまで21世紀情報システム会は合計16回開催してきた。その16回の内の前半では「情報の海」というキーワードを挙げ、これからの企業には業員が自由自在にリアルタイムの情報を使って意思決定できる環境が必要であろうということを話し合ってきた。とはいえ、仕組みがあっても、すぐに人が行動できるわけではない。そこで第二フェーズでは従業員が自発的に行動できるようなフレーム理論(ABCフレーム理論)について語りあった。第1フェーズ、第2フェーズで語り合った内容は「情報の海構築に向けたABCフレームモデル10カ条」としてまとめられ、BPIAのWebサイトで公開している。第3フェーズでは、成果が上がるシステムの作り方について話し合う段階へと入った。そこで今回は先端的なビジネスシステム・アーキテクチャを構築した協和発酵キリン 情報システム部の中山嘉之氏に講演をお願いした。ナビゲータの田口潤氏から中山氏の簡単な紹
― キムさんは、MDMの分野に長く携わっておられるとお聞きしています。 2005年から6年間、オラクルのアジア太平洋地域におけるMDMビジネスに携わってきました。その間、40社以上のグローバル企業のMDMプロジェクトに参画してきました。その後、2011年からはインフォマティカで、アジア太平洋地域と日本におけるMDMビジネスを統括しています。 ― 2005年以降、MDMの分野ではどのような変化が起こっていますか? 2004、2005年ごろから、多くのITベンダーがMDMソリューションに力を入れ始めましたが、その背景には大手企業におけるビジネスのグローバル化の進展があります。グローバルビジネスをサポートするためには、さまざまな種類のアプリケーションが必要です。さらには、それらのアプリケーションはさまざまな地域で運用されます。すると、アプリケーションごと、地域ごとにばらばらにマスタデータが存在す
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く