近年、国内マーケットの飽和により殆どの経営者が”グローバル化”を口にするようになった。これにより、その業務処理を支えるIT・システムのグローバル対応が必然的に取り沙汰されるようになってきた。まず、ITベンダーが、ここぞとばかりに“ITのグローバル対応には欧米製ERPに統一しましょう!”というプロモーションを仕掛ける。なにか変では?IT以外で考えてみるとこの不自然さは歴然である。グローバル化とは世界を一色に塗りつぶす事ではなく、お互いの国や民族のカルチャーを認めながらも不要な垣根を取り払い共存共栄しようというもの。まさにダイバーシティ(多様性)に相通じるものである。そこに求められるものは、インターオベラビリテイ(相互接続性)でありユニフィケーシヨン(統一)ではないと思われるからだ。 話しをITに戻し、ではグローバル対応にはどのようなシステムのモデルが適しているのだろうか。上述した同一ERPに
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