めぐろ・とうや/バブルの終わりごろ大手都市銀行に入行。地方都市や首都圏の支店で法人営業に携わる。紆余曲折を経て、窓口事務の管理者としてメガバンクM銀行に勤務する現役行員である。 現役メガバンク行員が語る「銀行員のトホホな生態」 メガバンクの現役行員が、自らの銀行マンとしての日常、銀行業界の「非常識」や驚きの実態などについて、赤裸々に語る。 バックナンバー一覧 配属先が決まった 内定者からの突然の電話 「えっ!山下君、それ決定なの?ほんとにダメなの?何とかならないの?」 今から数年前の3月のこと。私が勤務するみなとみらい支店に、4月から配属が決まっている山下君から電話がかかってきた。山下君は京浜地区のとある私大法学部の出身で、ボート部に所属していた。 例年2月の中旬頃に、人事部から新入行員の配属について連絡が来る。ただし、配属の有無は支店の規模によって変わる。社会人としてのイロハと銀行業務を
