ブックマーク / cpplover.blogspot.com (15)

  • macOSのM1とx86-64におけるベンチマーク比較の考察

    世間ではAppleの新しい製品に使われるARM64 CPUであるM1の話題でもちきりだ。ただし、日語を話す記者というのは極めて非科学的かつ無能であり、M1の現物を手にしても、末端のソフトウェアを動かして、体感で早いだの遅いだのと語るだけだ。そういう感想は居酒屋で酒を片手に漏らすべきであって、報道と呼ぶべきシロモノではない。 と思っていたら、Phoronixがやってくれた。M1とi7で動くmacOSでベンチマークをしている。 これを考察すると、M1のMac Miniは、一世代前のi7のMac Miniに比べて、メモリ性能とI/O性能が高く、演算性能は低いようだ。このことを考えると、M1の性能特性としては、動画のエンコードやソフトウェアレイトレーシングをするには不向きだが、その他の作業は遜色ないだろう。 問題は、仮想化とRosettaを組み合わせることができないという点だ。x86-64のユー

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    oakbow 2020/11/24
    dockerが動かん時点で購入対象にできないと思うんだがどの辺がWeb開発者向けなの?今使ってないしそのうち対応するから平気って考えなんだろうか
  • 職質裁判一審で不当判決、曰く、110番通報を要請することは不審事由にあたる

    警察官に職務質問をされた話が2017年の7月、これが違法な職務質問であると考えたので国賠訴訟をし、一審判決が今日言い渡された。 曰く、「原告の請求を棄却する」。負けたわけだ。ではなぜ負けたのか。判決の言い渡しでは主文しか読み上げられないので、判決文を取りに行く。 当日は、東京都(警察)の主張によれば、パトカーで私とすれ違った際、私を視認し、しばらくみていたところ、私はパトカーを見るなり顔を伏せて足早に通り過ぎたということだ。裁判所は東京都(警察)のこの主張を採用しなかった。というのも、車道と歩道の間には植え込みが多くあり、私をしばらく見るなど不可能であるからだ。したがって今回の職務質問は適切な不審事由なしで始まっていることが認められた。 その後10分間ほど、私を路上にとどめて職務質問が行われた。裁判所はこれを適切であると判断した。不審事由がなく始まった職務質問ではあるが適切だそうだ。 その

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    oakbow 2019/03/14
    一部認めたりしてるせいで論理矛盾起こしてる気がする判決内容だけど、まあこの程度だと警察の味方するよね、裁判所って。自分達が何から独立しなきゃいけないか理解してるのかたまに疑問に思う
  • Linus Torvalds様、ユーザースペースの互換性を壊した開発者に強い態度をお示しになる

    Linuxカーネル4.18から、userns mountに対して暗黙にSB_I_NODEVを設定するようになったために、既存のsystemdのnspawn実装が壊れた。 以下が問題のパッチだ。 https://github.com/torvalds/linux/commit/55956b59df336f6738da916dbb520b6e37df9fbd Linuxカーネルにおいては、ユーザースペースの挙動は変えないという強い下位互換保障がある。以前のバージョンのカーネルで動いていたユーザースペースのコードが新しいバージョンのカーネルで動かなくなった場合、それは理由が何であれ新しいバージョンのカーネルのバグであるとみなされる。たとえそれが、ドキュメント化していない明示的に保証されているわけではない昔のカーネルの暗黙の挙動であれ、その挙動に依存している既存のユーザースペースのコードがあるので

    oakbow
    oakbow 2018/12/25
    そんなに彼の英文を読んだことないけど、前はひたすら分かりやすく三下みたいに罵っていたのが、きちんとした英文で怒りを表明するので却って怖くなった気がする。
  • 本の虫: 帰ってきたきれいなリーナス・トーバルズ、無作法な開発者をたしなめる

    Linus Torvalds Shows His New Polite Side While Pointing Out Bad Kernel Code - Phoronix 人の心の読み方を学んで復帰したリーナス・トーバルズは、さっそく無作法なプルリクエストをたしなめている。その文章は大文字センテンスも4文字言葉も使っていない優しいものに変わっている。 問題はプルリクエストはBigBenゲームコントローラーに対するドライバーの追加で、このドライバーはデフォルトで有効にされていた。これはLinuxカーネルの慣習にそぐわないものだ。新しく追加された名前もきいたこともないようなデバイス用のドライバーが、いきなりカーネルでデフォルトで有効にはされないものだ。新参者のドライバー開発者は、大抵自分のドライバーはとても重要で、自分の所有しているデバイスは全員所有しているのでデフォルトで有効にするのは当然

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    oakbow 2018/10/30
    しかしこの程度の指摘まで自分でやってんのか。延々こんな感じでPR見てたら切れまくるのも分からんではない
  • 世の中にはプログラミングを理解できない人間が存在する

    現在、C++によるプログラミングの入門書を書いているので、初心者のプログラミングの学習過程にとても興味がある。私自身も初心者の気持ちを取り戻すためにHaskellを学んでみた。最初の数日は頭が痛くなるほど難しかったが、そこを過ぎてみれば後は楽になってしまった。結局、初心者の気持ちはあまりわからなかった。結局、プログラミングの基礎はすでに学んでしまっているので、 先日、FizzBuzzがわからないから教えてくれという知人がいたので、これは初心者の気持ちを知るいい機会と話を聞いてみたところ、想像を絶する世界が見えてきた。 まずこれが動かないと悩んでいたコードだ。 for ( int i = 0 ; i <= 100 ; i++ ) { } else if ( i % 15 == 0 ) { Debug.log("FizzBuzz") ; } else if ( i % 3 == 0 ) { D

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    oakbow 2018/05/30
    論理的思考とかアートとかそれ以前に単に人の話を聞かないってのが一番の阻害要因のような。相手からしてみると理解不能なこと言われてただけでそんなつもりないかもしれんけどね。
  • 年収1200万円と2億の資産でできる贅沢はパトロネージュ

    以下のはてな匿名ダイアリーの記事が注目を集めている。 贅沢な生活って何が楽しいの?(追記しました 独身34歳男、年収900万+配当収入300万くらい。 贅沢の良さがわからない。 家は相続で貰ったので家賃無し。金融資産は相続したものと合わせて2億を超えた。 生活費は月に12万くらい。配当込みで年間800万以上金が増えていく。 別に金を使うのが嫌いなわけではない。ただ、使う気がおきない。 この増田は1200万円の年収と2億の資産を保有している。増田が過去に行った贅沢は以下の通り。 飛行機のファーストクラス(100万円) ホテルのスイートルーム(100万円) オーダーメイドのスーツ(50万円) 懐石料理(20万円) ステーキ(10万円) これらの贅沢がありきたりでつまらないのは当然だ。なぜならば、これらの贅沢には、何も1200万円の年収と2億円の資産は必要ないからだ。ただ100万円を貯金して一度

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    oakbow 2018/02/05
    ここまでいかなくても、自分の気に入った同人作家の生活の面倒見てデビューの後押ししてるって増田がいたので、そういうのでもいいかも。ひとり月20万あれば足りそうだし。
  • 濫用に当たる職務質問を受けたと考えたので弁護士に相談して訴訟を起こすことになった話

    去る7月3日の午後の通勤途中に、私は職務質問を受けた。その次第は以下のブログ記事に職務質問を受けた当日書いて投稿した。ただし、投稿時に日付を超えてしまったので投稿日時は7月4日になっている。 の虫: 警察官に職務質問をされた話 さて、振り返って見るに、私は先日の職務質問が警察官職務執行法第一条に規定された、「目的のため必要な最小の限度」を超えていて、「濫用」にあたるのではないかと考える。というのも、 「下を向いて歩いていた」、「帽子を目深にかぶっていた」という理由は、同法二条にある「合理的に判断して何らかの犯罪を犯し、若しくは犯そうとしていると疑うに足りる相当な理由」にはならない。 仮に「疑うに足りる相当な理由」であったとしても、職務質問を開始してかなり早い段階で、その疑いに対して「重い荷物を背負って長距離を歩いたので疲れたのではないか」、「人間は下ぐらい向くものだ」、「日差しが強く帽子

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    oakbow 2017/07/14
    男性でスーツじゃなくてリュックでって、かなりの数のプログラマが当てはまるなあ。他人事ではないし、ぜひ進めて欲しい。クラウドファンディングやるなら支援するけど、裁判費用って大丈夫なのかな。
  • 警察官に職務質問をされた話

    とても日差しの暑い7月、木場の自宅から銀座にある職場まで5kmの道を、5kgはある荷物を背負って徒歩で通勤していた。その日の私の出で立ちは、日焼けを防止するための大きな帽子、OD色の即乾シャツ、クライミング用のジーンズ風ストレッチパンツ、半長であった。勝鬨橋を超えて自販機で飲み物を買うと、急に警察官が3人近寄ってきた。 警察官「ちょっといいですか」 私「何ですか」 警察官「荷物の中を確認させていただきたい」 私「嫌です」 警察官「なぜですか」 私「応じる義務がないからです」 警察官「危険なものが入っているのではないですか」 私「入っていません」 警察官「では見せて証明してください」 私「見せる義務はありません」 このような問答がしばらく繰り返された挙句、私は出社をしなければならないのでその場を離れようとした。すると、警察官は回り込んで私の往来を妨害してくるではないか。人の往来を妨害するの

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    oakbow 2017/07/04
    こういうのって、職務質問の法的根拠あんまり理解してない警官が流れでやってんのかと思ってた。警察手帳の提示要求したら怯む人多いとも聞いたし。こういう対応が普通なのかね。怖いなあ…。
  • レールに沿わない人生を送っていたら、未だにレールに乗れていない人間のお話

    レールに沿うの沿わないのという話題が、ここ数日ブログ界隈でもちきりだ。どうも背景事情には、「ブログを開設して稼ぐ方法を教えます」というセミナーを開いて稼いでいるマルチ商法もかくやと思われるブロガーの存在が出てくる。いつの世にも、当に儲かるのは、金鉱掘りではなく、ツルハシやジーンズを売る者たちだ。 そもそも、ブログは登場してからもう15年以上は立っている赤錆びた存在であり、ブログで稼ぐというのも、すでにレールに沿った人生ではある。 普段なら、そのようなマルチ商法まがいの、速やかに忘れ去られる短命な話題には乗らないのだが、あのchokudai氏も流行にことよせてブログを書いているのを見て、私もひとつ、ブログを書いてみようと思い立った。 大学院在学中にレールに乗ったまま起業した話 - chokudaiのブログ 省みるに、私の人生はまったくもって世間の一般大衆の想定するレールに沿っていないから、

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    oakbow 2016/09/20
    運は確かに重要で、仮に真っ当な努力をした成功者のやり方をなぞってもそうそううまくはいかない。とはいえ、運が廻ったとき、それを活かせる力を持っていることはとても重要。実は活かせなかった運もたくさんある。
  • 作業が早いプログラマーと遅いプログラマーの差の比は4:1

    An empirical study of working speed differences between software engineers for various kinds of task プログラマーの作業速度には差がある。作業速度が早いことだけをもって優秀なプログラマーとは限らない。そのソフトウェアの保守性が悪いかもしれないからだ。しかし、やはり作業速度の早いプログラマーは優秀と見られがちだ。特に、転職界隈では、優秀なプログラマーは、その作業速度の速さを形容して、「ニンジャ」とか「10倍プログラマー」などというタイトルで喧伝されている。さて実際には、プログラマーの作業速度は、全体としてどの程度違うのか。 プログラマーの作業速度が早いものと遅いものの比は、従来、28:1であると言われてきた。この数字には根拠となる研究がある。1967年にGrantとSackmanが公開した論文

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    oakbow 2016/07/17
    これは体感的には理解できる話。しかしさすがに28倍はないとはいえ、4倍ってのもすごい差ではある。設計とコーディングで差が出るのかな。
  • Craig WrightがSatoshi Nakamotoだとする証明はない

    WiredとGizmodeにより、Craig Wrightなる人物がbitcoinのオリジナルの設計者にして最初の実装者、Satoshi Nakamotoであると報じている。 Bitcoin’s Creator Satoshi Nakamoto Is Probably This Unknown Australian Genius | WIRED This Australian Says He and His Dead Friend Invented Bitcoin bitcoinのオリジナルの設計者にして最初の実装者は、当時Satoshi Nakamotoと名乗っていた。一見、日人のような名前であるが、彼は自らのことを多く語らず、またできるだけ身元の特定に繋がる痕跡は隠していた。当然、国籍はおろか、個人かどうかすらもわからない。彼の書いたコードのコメントはすべて英語で、非英語ネイティブに

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    oakbow 2016/05/03
    ミステリーな成り行きが実に良いなあ。続きが気になるよね。
  • 超会議2016でドワンゴの運営スタッフとして焼きそばを焼いた感想

    「江添さん、超会議で焼きそばを焼きませんか?」 恰幅のいい同僚が話しかけてきた。この男はドワンゴの料理研究部の部長である。 ドワンゴには福利厚生として同好会の設立を会社に申請でき、受理された同好会には部費も支給される。最も、会社が経費として出す金なので、いろいろと制約がある。例えば、飲費用には使えない。料理研究部は調理器具や職場近くのキッチンのレンタルなどに部費を使っている。 「焼きそば? 少し前に話題になったアレをネタにするつもりですかな。しかし、もう旬は過ぎてしまったのではありませんかな」 「アレ」というのは他でもない。一時期、ドワンゴから退職が相次いだ時期があり、その時のある退職者に対して、退職理由がよくわからないとドワンゴの川上宣夫会長と伊藤直也氏がスシをつまみながらのインタビュー記事で書かれたことを受けて、元ドワンゴ社員のkuzuhaが、言及されている退職者というのは自分であろ

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    oakbow 2016/05/01
    ノンフィクションだろうに、相変わらず小説のような小気味良い文章。しかし値段は消費者が出してもいいと考える値段で決まるから、やっぱ800円は高いのでは。
  • Linus Torvalds、Microsoftが「ジャンプしてみろよ」と言えばIntelとAMDはジャンプする

    Linus Torvalds、Microsoftが「ジャンプしてみろよ」と言えばIntelとAMDジャンプする LKML: Linus Torvalds: Re: [PATCH 0/3] TLB flush multiple pages per IPI v5 IntelのCPUのTLBの挙動に、頻出するパターンにおける最適化らしきものが施されていることが観測できることに対して議論した後で、 前にも言ったように、Transmetaで働いていた時期、俺はNT以前のWindowsがどういう世界だったかということを垣間見た。GDI protection traversalはGDIがカーネル側に入るたびにTLBを全部フラッシュするらしく、また当時の一部のグラフィックベンチマーク(これはまだハードウェア支援されたVGAグラフィックが一般的ではなかった時代のことだ)は、5千から1万命令以内にTLBを全

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    oakbow 2016/01/10
    さすがに日本の不良の言う「ジャンプしてみろ」のニュアンスは含んでいない模様。あーびっくりした。
  • Linus Torvals、クソコードにブチギレ

    Linux-Kernel Archive: Re: [GIT] Networking Linus TorvalsがGCCの独自拡張を使った整数演算のオーバーフロー検知コードがあまりにクソすぎるためにブチギレしている。 On Wed, Oct 28, 2015 at 3:32 PM, David Miller <davem@xxxxxxxxxxxxx> wrote: リリースサイクルのこの後半に入れるのはちょっと怖いと思われるかもしれないが、小規模なドライバーの修正をあちこちに施しただけだよ。 マジかよテメーら、こりゃクソだ。 コンフリクトはGCCの新しいクソヘッダーファイルのせいなんだが、俺がブチギレてるのはそこじゃなくてこいつがクソなせいだ。 net/ipv6/ip6_output.cの以前のコードはこれだ。 mtu -= hlen + sizeof(struct frag_hdr);

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    oakbow 2015/11/03
    彼はもうこの芸風で確立しちゃってるけど、そこまで言わんでもって思っちゃうなあ。プロジェクトをコントロールするために敢えて激怒することもあるだろうけど、絶対そんな計算じゃないよな。
  • 500マイル以上離れた場所にメールが送れないのだが

    http://web.mit.edu/jemorris/humor/500-miles From: Trey Harris <trey@sage.org> 今から私が書く話は、起こりようのない問題についてだ。この話を広く一般に公開してしまうのは惜しい。というのも、いい酒の話のネタになるからだ。この物語は、退屈な詳細や問題を隠すために、多少事実を変えていて、物語を面白く脚色している。 数年前、私はキャンパスのメールシステムを保守する仕事をしていて、統計学部の学部長から電話を受けた。 「大学の外にメールを送るのに不具合が発生しているのだが」 「どんな問題でしょう?」と私はたずねた。 「500マイル以上メールを送れないのだよ」と学部長は説明した。 私はラテを吹き出した。「何だって?」 「ここから500マイル以上離れた場所にメールを送信できないのだよ」と学部長は繰り返した。「実際は、もう少しあるの

    oakbow
    oakbow 2015/04/10
    洋物短編ミステリのような心地よい読後感。実際それを狙ったのかな、と思う。実話をベースにしたフィクションだと思うけど、ちゃんと技術的な種明かしもあって面白かった。
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