安倍晋三首相は10日のテレビ朝日の番組で、最低賃金引き上げについて、第1次安倍政権下で「10円以上上げた」と実績を強調した。その上で、2013年度改定でも同様の大幅引き上げが「十分に可能だと思う」との認識を示した。 公明党の山口那津男代表は参院選公約に掲げた賃上げに関する政府、経営者、労働組合の3者協議の開催時期に関し、「この年末から来春の(賃上げ交渉の)タイミングを計って準備するのが大事だ」と強調した。山口代表は「企業収益の配分ルールを決め、実行を促すべきだ」と述べ、収益改善が確実に賃金アップにつながる仕組みをつくるよう訴えた。