7年で約2.5倍に膨れ上がった外国人労災 今年8月下旬、長野県小諸市で、激しい雷雨の中、野菜畑でサニーレタスの苗を植えていたスリランカ国籍の男性とタイ国籍とみられる女性が落雷を受け、男性1名が死亡、女性1名も日9月9日に亡くなった。事件当日、長野地方気象台は県内全域に雷注意報を発令し、同市周辺では事故前後の2時間で3000回近い落雷が相次いでおり、農家の多くは作業していなかったという。 本件については現在警察署や労働基準監督署が調査中であり、筆者も事実関係は報道でしかわからないが、労災と判断される可能性がある。彼らが立場の弱い外国人労働者であったことが、苗植えの繁忙期に、わざわざ危険な作業に従事せざるを得なかった原因の一つであった可能性もあるだろう。 外国人の労災事故が日本国内でニュースになることはあまりない。しかし、実はここ数年、日本国内での外国人の労災被害者数は劇的に増加している。厚労