まずは基本のデータから。全国の博物館の数は、登録博物館、博物館相当施設、博物館類似施設を合わせて、増加傾向にあります。増えているはずなのに、意外なデータがありました。次のページを見てください。
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東京大学合格を目標に、国立情報学研究所などが中心となって開発を進めている人工知能「東ロボくん」が、大手予備校のセンター試験の模試を初めて受験し、全国およそ400の大学でA判定を獲得する成績を収めました。 「東ロボくん」は国立情報学研究所や大手電機メーカーなどが共同で開発を進めている人工知能で、9年後の2022年春までに、東京大学の入学試験を突破できる知能の開発が目標です。 23日は都内の大手予備校で東ロボくんが受けた初のセンター試験の模試の結果を講評するイベントが開かれ、900点満点中387点を獲得したことが発表されました。 この得点は偏差値で見ると45ですが、「数学I・数学A」と「世界史B」、「日本史B」の3科目では平均点を上回り、国公立の大学1校を含む全国404の大学で、8割以上の確率で合格できるA判定を獲得しました。 東ロボくんは市販のUSBメモリーにも入る4ギガバイトほどのプログラ
パソコンの遠隔操作事件で真犯人を名乗る人物が送ったメールのサーバーに無断で入ったとして、不正アクセス禁止法違反の疑いで書類送検された朝日新聞社と共同通信社の記者5人について東京地方検察庁は起訴猶予としました。 朝日新聞社の記者3人と共同通信社の記者2人は、パソコンの遠隔操作事件の真犯人を名乗る人物から送られてきた犯行声明メールのサーバーに無断で入ったとして、不正アクセス禁止法違反の疑いで、ことし6月、書類送検されました。 これについて、東京地検は23日、全員を起訴猶予としました。 その理由を「記者たちの行為は違法だが、事案の性質や内容に加え、いずれも反省していることを総合的に判断した」としています。 朝日新聞社の森北喜久馬社会部長は、「犯行声明メールが本物なのか確かめるための正当な取材の一環だと考えている」というコメントを出しました。 また、共同通信社の石亀昌郎社会部長は「形の上では法に触
iPS細胞や放射線それにウイルスなど、とかく「難しい」とか「分からない」と考えられがちな科学を、どうすれば一般の人たちに分かりやすく伝えることができるのか。 そのノウハウを研究者や技術者などが学ぶという講座が16日、東京で開かれました。 「身近なものに置き換える」とか「専門用語などは数を絞る」といったことが説明されました。 背景に理科離れや科学への不信 なぜ研究者などが科学を分かりやすく伝えるノウハウを学ぶのか。 その背景には、いわゆる理科離れのほか、原発事故や公害などが起きた際に生じてきた科学への不信などがあります。 これらを避けるには、一般の人たちに、科学を分かりやすく伝え、科学への意見などを聞きながら、科学と社会の在り方をともに考えることが必要だと考えられていて、こうした取り組みは「科学コミュニケーション活動」と言われています。 研究者などが伝え方を学ぶ 東京・江東区の日本科学未来館
昭和32年にアメリカ軍基地を巡って起きたいわゆる「砂川事件」の裁判で、「アメリカ軍の駐留は憲法違反」と判断した1審の判決のあとに当時の最高裁判所の長官がアメリカ側に1審の取り消しを示唆したとする新たな文書が見つかりました。 研究者は、司法権の独立を揺るがす動きがあったことを示す資料として注目しています。 「砂川事件」は、昭和32年7月、東京のアメリカ軍・旧立川基地の拡張計画に反対したデモ隊が基地に立ち入り、学生ら7人が起訴されたもので、1審の東京地方裁判所は、「アメリカ軍の駐留は戦力の保持を禁じた憲法9条に違反する」として7人全員に無罪を言い渡しました。 1審の9か月後、最高裁判所大法廷は、「日米安全保障条約はわが国の存立に関わる高度の政治性を有し、司法審査の対象外だ」として15人の裁判官の全員一致で1審判決を取り消しました。 今回見つかった文書は、最高裁判決の4か月前の昭和34年8月、ア
国内では25年ぶり、広い範囲で観測できるのは実に932年ぶりとなった金環日食。 8000万人に観測のチャンスがありましたが、NHKも世紀の天体ショーを撮影するため、全国のおよそ100か所でカメラマンが待ち構えました。 金環日食はどうやって撮影されたのか。 映像取材部の稲益寛カメラマンが報告します。 入念に機材を準備 21日のニュースでは、飛行機から見るツアーや動物園のサルの反応など、金環日食についてのさまざまな話題が放送されました。 その中で私が撮影したのが、「本記映像」。 つまり、美しく・安定した・アップサイズの「これぞ金環日食」という映像で、このために1か月前から準備を始めました。 金環日食が何時ごろ見られるかはあらかじめ分かっていましたが、その瞬間だけを撮影する写真とは違って、太陽の欠け始めから終わりまでの過程をすべて撮影しなければなりません。 太陽を画面いっぱいのアップ
大きさ約3倍のクリオネ捕獲 5月10日 17時15分 北海道のオホーツク海で、通常の3倍近くの大きさがあるクリオネが見つかり、地元の研究者などを驚かせています。 クリオネは透き通った体で羽ばたくように泳ぎ、「流氷の天使」とも呼ばれる巻き貝の仲間で、オホーツク海に生息し、通常は大きさが1センチから2センチほどです。ところが先月27日、網走沖100キロ付近の海で北海道の稚内水産試験場が調査を行っていたところ、5センチから6センチもあるクリオネが5匹、網にかかっているのを見つけました。これらのクリオネは、稚内市にあるノシャップ寒流水族館に運ばれて展示され、訪れた人たちは、少し体が重たそうにゆっくりと泳ぐ様子を歓声を上げながら眺めていました。クリオネに詳しい北海道立オホーツク流氷科学センターでは「これほど大きいクリオネが見つかるのは珍しい。生態がはっきり分からない部分もあり、大きく成長した理由は分
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