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文学と本に関するobaratchのブックマーク (5)

  • 初心者向けオススメ「水滸伝」紹介 - 時代伝奇夢中道 主水血笑録

    待ちに待ったTVドラマ「水滸伝」が4月から放映開始と、水滸伝ファンとしては意気上がるばかりの今日この頃ですが、ネット上で時折見かけられるのは、「どの「水滸伝」を読めばいいかわからない」という、初心者の方の声。というわけで今回は、初心者向けのオススメ水滸伝を紹介したいと思います。 何しろ水滸伝は、原典からして七十回・百回・百二十回と3バージョンが存在。それを完訳で読もうと思えば、一番短い七十回であっても相当な分量があります。 一方で「水滸伝」を冠する小説漫画は日でもそれなりにの点数が刊行されていますが、それ故に、初心者の方にはかえって悩ましいのではないでしょうか。 というわけで、ここでは、まず「水滸伝」という物語の内容・登場人物を知るに過不足なく、そしてもちろん読んで面白い作品を、紹介したいと思います。 「水滸伝」(松枝茂夫訳 岩波少年文庫全3巻) Amazon いきなり少年文庫

    初心者向けオススメ「水滸伝」紹介 - 時代伝奇夢中道 主水血笑録
  • 中島敦 山月記

    隴西(ろうさい)の李徴(りちょう)は博学才穎(さいえい)、天宝の末年、若くして名を虎榜(こぼう)に連ね、ついで江南尉(こうなんい)に補せられたが、性、狷介(けんかい)、自(みずか)ら恃(たの)むところ頗(すこぶ)る厚く、賤吏(せんり)に甘んずるを潔(いさぎよ)しとしなかった。いくばくもなく官を退いた後は、故山(こざん)、略(かくりゃく)に帰臥(きが)し、人と交(まじわり)を絶って、ひたすら詩作に耽(ふけ)った。下吏となって長く膝(ひざ)を俗悪な大官の前に屈するよりは、詩家としての名を死後百年に遺(のこ)そうとしたのである。しかし、文名は容易に揚らず、生活は日を逐(お)うて苦しくなる。李徴は漸(ようや)く焦躁(しょうそう)に駆られて来た。この頃(ころ)からその容貌(ようぼう)も峭刻(しょうこく)となり、肉落ち骨秀(ひい)で、眼光のみ徒(いたず)らに炯々(けいけい)として、曾(かつ)て進士に登

    obaratch
    obaratch 2024/08/31
    “臆病な自尊心と、尊大な羞恥心”
  • タクシー

    タクシー تاكسي ハーリド・アル=ハミーシー خالد الخميسي はじめに 1 老運転手の人生訓 2 警察の腐敗 3 キファーヤ運動とナーセル時代への郷愁 4 寝ずに働く運転手 5 電話代と煙草代、広告の害 6 在外エジプト人を重んじたサーダート 7 形だけのシートベルトと政府の金権体質 8 映画の黄金時代 9 審判の日を待ち望む人々 10 エジプト人に優しかったサッダーム 11 タクシーで着替えるニカーブ女性 12 次の戦争に備えよ 13 アメリカにされたことをやりかえせ 14 トシュカ計画の破綻 15 煙草狂い 16 人助けすべきか悩む運転手 17 投資家の運転手 18 同情を誘い物乞いする運転手 19 イスラーム主義者のテロは政府の陰謀? 20 誰でもいつでも逮捕できる 21 礼拝もしないのにムスリム同胞団に期待する 22 人情に篤いイラク人たちの思い出 23 釣りで心を洗

    タクシー
  • 海外文学入門者に贈る海外文学の買い方、選び方、探し方【レーベル解説編】 - ウラジーミルの微笑

    もうすぐ絶滅するというリアルの書店に寄せて(下) この記事は、海外文学の世界を渉猟するためのガイドマップとなることを目指している。 後編である稿では、各出版社/各種レーベルの解説記事を載せている。なお、いずれも書き手の強い独断と偏見で書いているため、異なる意見もあるかもしれない。また、取捨選択をして書いているため、網羅性はない。そのあたりはぜひご容赦いただきたい。 前編には海外文学にまつわる基情報を書いているので、そちらも併せてお読みいただきたい。 岩波書店 重版出来 言わずと知れた老舗出版社。我が国の「文庫」の創始者である。海外文学に関しては、「文庫書下ろし」*1が多いが、現代文学作品がまれに単行で刊行されることもある。 出版社URL:https://www.iwanami.co.jp/ 直販サイト:なし(出版社サイトから注文は可) 岩波文庫 帯*2の色でジャンル分けをしており、白

    海外文学入門者に贈る海外文学の買い方、選び方、探し方【レーベル解説編】 - ウラジーミルの微笑
  • 鴨長明 方丈記

    行く川のながれは絶えずして、しかもの水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。世の中にある人とすみかと、またかくの如し。玉しきの都の中にむねをならべいらかをあらそへる、たかきいやしき人のすまひは、代々を經て盡きせぬものなれど、これをまことかと尋ぬれば、昔ありし家はまれなり。或はこぞ破れ(やけイ)てことしは造り、あるは大家ほろびて小家となる。住む人もこれにおなじ。所もかはらず、人も多かれど、いにしへ見し人は、二三十人が中に、わづかにひとりふたりなり。あしたに死し、ゆふべに生るゝならひ、たゞ水の泡にぞ似たりける。知らず、生れ死ぬる人、いづかたより來りて、いづかたへか去る。又知らず、かりのやどり、誰が爲に心を惱まし、何によりてか目をよろこばしむる。そのあるじとすみかと、無常をあらそひ去るさま、いはゞ朝顏の露にことならず。或は露おちて花のこれり。のこるといへど

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