それでは、ユナイト日本支社、のところからの補足です。 United Artistsは、アメリカ映画の父とも言われる監督D.W.グリフィス、喜劇を追求して芸術へと至ったチャールズ・チャップリン、俳優のダグラス・フェアバンクスとメアリー・ピックフォードによって創設された、その名の通りの志の高い会社だったのでしょう。そういう会社の日本支社が本社の方針を忠実に守って良い仕事を続けてきたのは当然かもしれません。 とにかく、マイナーで集客力をあまり期待できないようなものでも、なるべく丁寧に良心的に公開し続けてきたと思います。中にはイギリス製のドル箱シリーズである007のような例も有りますが。 また、もう一点、その資産(プリント)を非常に大事に扱ったことも特筆しておくべきでしょう。たまに「ここはこんな古いもののプリントをまだ持っていたのか?」と驚かされたことが有りました。 それが最高に発揮されたのが日本