私は当初、学習塾の人のポジショントーク(C問題は難しい、だからうちの塾に通おう!)を疑っていたのですが、いざ過去問を眺めてみると、公立中学校の授業をきちんとこなすだけではC問題には太刀打ちできないだろうと思いました。少なくとも、公立中学校の中で与えられる教材だけでは足りないでしょう。 実際、C問題を課す公立高校を志望する大阪府の中学生であれば、大多数は塾に通っているそうです。 C問題を課す公立高校のうち、いわゆる難関大学の合格実績の見栄えがとくに良い10校には、普通科ではなく文理学科が設置されています。要するに学校全体が"普通科特進クラス"のようなものです。関西で有名な学習塾・馬渕教室の発表によれば、2023年入試で文理学科の合格者の過半数が馬渕教室の生徒でした。文理学科の最難関(=大阪府公立高校の最難関)である北野高校に至っては、合格者の約85%を馬渕教室の生徒が占有しました。大阪府には