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  • RESEARCH 4億年もRNAを書き換え続けてきた意味

    RESEARCH 4億年もRNAを 書き換え続けてきた意味 由良 敬お茶の水女子大学 陸上植物のオルガネラ(ミトコンドリアと葉緑体)のDNAからつくり出されるタンパク質のアミノ酸配列は、DNAから推定される配列と異なることがあります。DNAからRNAへと転写された後に、特定の塩基だけを書き換えるのです。これをRNA編集と呼びます。DNAを書き換えれば一度ですむはずなのに、タンパク質をつくるたびにRNAを書き換える意味は何なのでしょうか。 1.植物オルガネラの奇妙な現象から発見されたRNA編集 1980年代後半から、陸上植物の研究者は葉緑体やミトコンドリアなどの細胞小器官(オルガネラ)がもつ遺伝子発現の際に起きている妙なことに気がついていた。オルガネラのDNAとRNAの塩基配列にい違いがあり、それぞれから推定できるタンパク質のアミノ酸配列が異なっているのである。最初は実験上の誤りだと思われ

    RESEARCH 4億年もRNAを書き換え続けてきた意味
    ochi320
    ochi320 2016/09/29
    陸上に進出した植物が紫外線によるDNA損傷に対抗するため謎システムを作った話。すごい、そのうち植物が自分でUVプロテクト樹脂とか分泌するんじゃないの!?
  • 眼で進化を視る -その2-

    外界からの光はレンズを通して、網膜に達し、像を結ぶ。網膜のうしろには視細胞があり、そこで光の刺激が電気的信号に変換される。視細胞は神経接続を通じて脳とつながり、多くの視細胞からの信号が脳に集積され、処理される。こうした情報処理機構によって外界の形や動き、色などを感じることができる。 脊椎動物の視細胞には桿体と錐体の二種類があり、桿体は感度が高く、暗い場所での視覚をになう。錐体は、感度は低いが精度が高く、色を識別できる。ヒトには三種類の錐体があり、青、緑、赤の光を吸収する視物質(光受容体)を含んでいる。視細胞の上方は外節と呼ばれ、円盤状の細胞膜が何層にも積み重なっていて、その膜に感光性の色素すなわち視物質が多数存在する。 眼で受けた光の刺激を電気的信号に変換するしくみは分子レベルでよく理解されている。まず網膜に達した光は視物質に吸収される。視物質は、桿体の場合、ロドプシンと呼ばれるタンパク質

    眼で進化を視る -その2-
    ochi320
    ochi320 2015/04/01
    視細胞と色覚の話。遺伝についての記述はよく見るんだけど、1個体の右目と左目で色感受性が違う理由について知りたいよのな。
  • TALK 生きもののルールの探し方

    長沼さんには1997年の季刊生命誌に深海の生物圏について書いていただきありがとうございます(註1)。かつて生きものは暮らせないと考えられていた極限環境にある面白い生態系に注目し、そこから地球外の生命体にまで関心を広げるという最近のお仕事の展開も興味深いのですが、今日長沼さんにどうしても伺いたいのは生きものに共通するルールについてです。おそらく、先にあげた広がりとルール探しとはつながっていると思いますので。 生命科学から生命誌に移った動機の一つは、生きものの一回性を考えたいという気持ちでした。科学は再現性を求めますが、実は私たちを含めた地球上の生きものは一例であり、一回限りの歴史しかもっていません。この一度きりの歴史を科学としてどう考えるのか。個人が生きる一回の歴史を科学にするのが難しいように、生きものの研究も難しいですね。でも、医療では一例研究というものがあり、一症例が一般解につながること

    TALK 生きもののルールの探し方
    ochi320
    ochi320 2014/05/03
    長沼毅先生の対談記事。メタファが的確だからか、ざっくりなのに濃密で判りやすい。
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