2017年はビットコインを始め仮想通貨のブームで沸き立った1年だった。タイミングをうまくつかんで大きく儲けた人も多いことだろう。年が明けて誰もが気になるのが税金だ。国税庁HPで見解や具体的な計算方法が発表されたが、それでも不安が拭えない人は少なくない。今回は、どのようなケースで課税されるのか、所得の区分はどうなのか、そして具体的な計算方法について解説する。 確定申告が必要なケースとは 仮想通貨で儲けた場合、確定申告が必要となるのは次のケースである。 1.仮想通貨を売却して利益を確定した場合 2.購入時より値上がりした仮想通貨を使ってモノやサービスを購入した場合 3.購入時より値上がりした仮想通貨を使って別の仮想通貨や外貨を購入した場合 4.マイニング(採掘)による収益がある場合 「持っているだけで売却も使用もしていないのだが、これも確定申告をしないといけないのですか?」という質問をたまに見