米「ウォルト・ディズニー」による「21世紀フォックス」のコンテンツ部門の買収計画は7月末、ディズニー、フォックス両社の株主から承認を受けた。買収金額は713億ドル(約8兆円)。ディズニーは今後、21世紀フォックスのコンテンツを活かし、ストリーミング分野でネットフリックスに対抗することになる。 ただし、現在67歳のウォルト・ディズニー会長のボブ・アイガーが今後直面する課題は、節約志向のミレニアル世代をいかに、彼らのプラットフォームで金を払うように説得するかだ。 今回の買収によりディズニーは、ストリーミング業界第3位の「Hulu」の支配権を握ることになる。Huluは「CNBC」の報道によると、コンテンツ投資の増加により年間15億ドルの赤字を計上する見込みだ。 調査企業「Magid」のデータでは、米国の若い消費者の約35%が、友人や家族と有料コンテンツサービスのパスワードを共有している。この数字