ソフトウェアのテストをインターネット上に集った1万8000人もの技術者に委託する――。クラウドソーシングを活用したサービスが日本でも始まった。開発における人件費を減らす効果が得られる手法として注目を集めそうだ。 ループス・コミュニケーションズは7月15日、ソフトウェアのバグ(不具合)を発見するサービスを開始したと発表した。技術者1万8000人が、インターネット経由でWebサイトやソフトウェアのバグを調べるもので、企業は必要な時間に専用の人員を使ってソフトウェアのテストができる。 新たに提供するサービスは、ソフトウェアテストサービス「uTest」を使うためのサポートをするもの。uTestには、世界152カ国から集った1万8000人以上の技術者で組織されたコミュニティーがある。ユーザー企業がソフトウェアやサービスのテストを依頼すると、技術者が実際にそれらを利用してバグを見つける。日本の技術者も