2010年2月23日、上海万博に出展する日本館が、その特徴的な意匠の屋根部を完成させた。チャイナフォトプレスの報道。 【その他の写真】 政府と一部民間企業が出展する日本館「紫蚕島 (日本語名称:かいこじま/中国語読み:ズーツァンダオ)」は高さ24m、敷地面積6000平米、延べ床面積7200平米で総工費は130億円。上海万博に出展する外国のパビリオンとしては最大規模、また、海外の万博に出展する日本館としても過去最大規模となる。 薄紫色を帯びたドーム型の建物は、「生命体のように呼吸する建築」をコンセプトとし、日本伝統の“環境との共生”を反映する。屋根には太陽光や外気を取りこむ角状の「エコチューブ」が3本設置されている。また、太陽電池を内蔵した軽量膜で屋根や外壁を覆い、それによって電力をまかなうなど、エコロジー建築を目指す工夫が各所に見られる。 日本館の展示テーマは「心の和・技の和」。“過去”を