一対の狛犬と獅子からなるヤノベケンジの立体作品《KOMAINU―Guardian Beasts-》(2019)が、京都造形芸術大学の瓜生山キャンパスに展示された。 《KOMAINU―Guardian Beasts-》は2019年11月、ヤノベケンジが、京都造形芸術大学の学生10人とともに制作したもの。イベント「照隅祭」の目玉のひとつとして比叡山延暦寺に奉納展示された。 右側に口を開けた獅子、左側に角があり口を閉じた狛犬という伝統的な様式を持つ本作には、地球環境の悪化、分断・対立、国際紛争といった危機から人類を守るという願いが込められている。
