浦和がFW高原直泰(30)を放出する方針を固めたことが16日、明らかになった。高原とは来季まで1年間の契約期間を残しているが、続投内定となったフォルカー・フィンケ監督(61)の「チーム若返り」への強い意向を受けて、事実上、主戦力としての来季構想から外す可能性が高くなった。クラブ側は積極的に若手の即戦力に獲得オファーを出しており、戦力補強の見通しが立ち次第、高原に他クラブへの移籍を勧めることになりそうだ。 世代交代の波は、国内外で実績のある高原にとっても、例外ではなかった。フィンケ監督は開幕当初、先発で起用していた高原を、9月19日の川崎F戦以降はベンチ要員にした。FWエジミウソンが出場停止となった10月25日の大宮戦こそフル出場させたが、最近6試合中、5試合が途中出場。本職のFWではなく、主に右サイドアタッカーとして考え、前線でのキープ力を評価して試合終盤に守備要員で投入するケースも増えた