エルゴラの表紙(一面)が平山相太だ。 素直に嬉しい。 たとえば名波浩のように、たとえば遠藤保仁のように、特別好きな選手ではない。ただ、期待はしていた。気になっていた。彼がデビューしてから、"なんとなく"という程度では追っている。 高校選手権で大暴れしたとき、僕は彼がそんなに好きではなかった。優秀な選手が高校サッカー部ではなくJユースへ流れはじめていたその頃、"そこ"で活躍する彼をみてもそれほどのトキメキは感じなかった。理由は単純で「体格に任せたプレーに見えたから」。要は、周りが小さいからなんとかなってるだけでは?と思っていたわけだ。 でも、彼が高校を卒業してからのプレーをみて、僕は自分が間違っていたと認識するようになる。それは、日本でのプレーではなかったのだけど。 オランダでの彼のプレーを見て、僕は認識を改めた。 「ああ、違う。こいつは体格がウリなんじゃない。体格をとてつもなくうまく使って
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