[3.1 J1第1節 柏1-1F東京 柏] 一度はクリアされたと思ったボールが、再びFC東京のMF三田啓貴の下に転がってきた。今季から背番号8を背負う23歳の若武者は落ち着いて右足で流し込み、2014シーズンのチーム初得点となる貴重な先制点を挙げた。 後半開始直後の1分に先制の場面は訪れた。左サイドからDF太田宏介がクロスを送ると、ゴール前のFWエドゥーが胸で落とし、そこに三田が走り込んだ。GK菅野孝憲の動きを見切って、ループ気味に狙ったシュートは一度DFにクリアされるが、菅野に当たったボールが再び三田の前に現れ、それを落ち着いて決めてゴールネットを揺らした。 「ゴールは一発で決めようと思っていたし、芝が濡れていたからボールが伸びるかなと思いましたが、なかなか伸びなくて。でもDFとGKに当たって、ボールが僕の下に帰ってきました。マジでラッキーでした」と自身の今季初ゴールを喜んだが、何より開