2005年10月6日のブックマーク (5件)

  • フォークナー『響きと怒り』/世界遺産

    「世界遺産ここに行きたい! ベスト30」をNHKの番組が選んだらしい。 http://www.nhk.or.jp/sekaiisan/ranking/index0929.html みんながいいと言うのだから、いつか見に行かねば。ただ、いずこもなにしろ遠い。マチュピチュや九寨溝など、感動にたどりつく前に疲れはててしまうのではないか。 世界名作文学を読むというのも、ちょっとそういうところがある。 「これまで読んだ小説の中で最高の作品」「これ程までに衝撃を受けた作品に出逢ったことはまだなかった」。たとえばこうまで絶賛されているのに、まったく知らずにやりすごすのは惜しい。ちなみにこれは、ウィリアム・フォークナー『響きと怒り』に寄せられたアマゾンのレビューだ。 しかし、フォークナーは「読みにくい」との名声も群をぬいて高い。感動にたどりつくまで、並大抵の苦労ではないこともしのばれる。 そして、初フォー

    フォークナー『響きと怒り』/世界遺産
    ogiso
    ogiso 2005/10/06
  • 拷問者の影/ジーン・ウルフ - 不壊の槍は折られましたが、何か?

    『ケルベロス第五の首』におけるジーン・ウルフは、それ自体でも十分に魅力的な《全貌》を構想したうえで、それを直接または具体的に提示せず、語りに設けた余白に潜ませた。そして、道標を特段目立たない形で作品全体に配置した。道標に気付いた読者は、それを辿ることで、《全貌》の輪郭を押えることはできる。しかし、細かな設定まで追おうとすれば、ヒントを辿るだけでは足りず、テキストを疑いの眼差しで精読し、読み取れる可能性のある事柄を一々検証してゆかざるを得ない。つまりテキストが深読みを要求している。ここで注目すべきは、能動的な深読みによって物語舞台の奥行きが増すように思えること、かつ、精読の必然として小説自体をいつも以上に堪能できるということだ。 構想の全てを明文で記述した場合、読者にとって理解しやすい反面、彼または彼女はテキストを疑わず、理の当然として《全貌》がテキストの記述範囲内に限定されてしまう。もちろ

    拷問者の影/ジーン・ウルフ - 不壊の槍は折られましたが、何か?
    ogiso
    ogiso 2005/10/06
    『拷問者の影』、岡部宏之訳というのが何となく不安で敬遠してたんだけど読んでみるか。
  • http://subaru.shueisha.co.jp/html/lost/l61_f.html

    ogiso
    ogiso 2005/10/06
    ニューオーリンズと墓地。
  • The Spirit of New Orleans Is in Its Music

    The Spirit of New Orleans Is in Its Music For many music fans, it has been hard to hear the dramatic stories coming out of New Orleans and not consider the city's rich culture. The city is steeped in music, a heritage that folklorist Nick Spitzer, who evacuated the day before Katrina hit, continues to celebrate on the air.

    The Spirit of New Orleans Is in Its Music
    ogiso
    ogiso 2005/10/06
  • 素晴らしきレムコレの世界 - Moleskin Diary 2.0

    国書刊行会より絶賛刊行中のポーランドのSF作家、スタニスワフ・レムの選集、「スタニスワフ・レム・コレクション」であるが、第3回配となる「天の声・枯草熱」が刊行予定の9月を過ぎても刊行されないという事態が発生している。 しかしたかだが10月を5日過ぎた程度でガタガタ騒いではいけない。国書刊行会ニュース2004年12月20日の記述によると、レム・コレクションは完結まで20年を要する一大事業だそうな。20年である。20年という歳月の前には、5日どころか1,2年の遅れすら無に等しい。今回の事件も栄えあるレム・コレクションの歴史に新たな1行が加わっただけにすぎないのだ。 同士諸君、国書刊行会と沼野充義氏を信じて待とうではないか。 スタニスワフ・レム・コレクション小史 2001年、ジェイムズ・キャメロン制作、スティーブン・ソダーバーグ監督によるスタニスワフ・レム原作、アンドレイ・タルコフスキー監督の

    素晴らしきレムコレの世界 - Moleskin Diary 2.0
    ogiso
    ogiso 2005/10/06
    本当に15年越しの『フリアとシナリオライター』の例もありますし…。