交通事故で家族を失った人たちでつくる「全国交通事故遺族の会」のメンバーが18日、国土交通省で記者会見し、23日に開かれるトヨタ自動車の株主総会に株主として出席すると発表した。 同社トップに対し、交通事故を映像で記録する「ドライブレコーダー」を全車標準搭載とすることなど、積極的な安全対策を直訴するためだ。同会理事の片瀬邦博さん(66)らは「メーカー側がやる気になれば、ドライブレコーダーを搭載できるはず。業界トップのトヨタに、ぜひ先例となってもらいたい」と訴えている。 トヨタの株主となったのは、同会メンバーの有志17人。このうち7人が、株主総会に出席する予定。 会の遺族らは、事故前後の映像や速度などの記録が残っていれば、事故の真相解明のほか、事故を減らす効果もあるとして、街頭活動などを通じてドライブレコーダーの普及を呼びかけてきた。自動車メーカーにも標準装備を要望してきたが、価格面などの壁があ