週刊ダイヤモンド編集部 【第201回】 2008年10月02日 スイスでフェラーリ禁止令!? 注目される「規制法案の行方」 スイスのカネ持ちたちにフェラーリやポルシェなどの高級スポーツカーが売れなくなるかもしれない――。欧州の自動車業界では、スイスで提出されたある法案が注目されている。 その法案とは、8月下旬にスイスの緑の党が提出したもので、1キロメートル走行当たりの二酸化炭素排出量が250グラム以上のクルマの使用を禁止するという内容だ。 スイスは直接民主主義であり、法案提出に当たってはすでに、国民の審議(国民投票)に必要な10万人以上の署名を集めている。 250グラム以上といえば、「現地走行モードでガソリン燃費が1リットル当たり10キロメートル以下。V6の3リットル以上の大型車がほぼ対象となる」(業界関係者) 当然、フェラーリやポルシェ、アストンマーチンなどの高級スポーツカー、