電子情報技術産業協会(JEITA)が23日発表した5月の国内パソコン出荷台数は、前年同月比26・9%増の80万1000台と2カ月連続のプラスだった。7月のアナログ放送の停止を前に、地上デジタルチューナー内蔵タイプが販売を牽引(けんいん)した。 出荷台数のうちデスクトップ型が39・9%増の25万5000台、ノート型が21・6%増の54万7000台だった。ノート型が占める割合は68・2%。JEITAでは「メーカー各社がラインアップを拡充した個人向け地デジチューナー内蔵のデスクトップ型の伸長が顕著だった」と指摘した。 一方、出荷金額は21・2%増の700億円と、昨年12月以来のプラスに転じた。地デジチューナーを内蔵した高価格帯の製品出荷が伸びたためとみられる。そのうち、デスクトップ型が45・7%増の246億円、ノート型が11・1%増の454億円だった。