「やるのだったら、いくらでも協力しますよ」――。 27日の定例記者会見で、東京都の石原知事は新党結成について積極的に参加していくと明言した。都知事に就任した1999年以降も、これまで何度も浮上しては消える「石原新党」構想。今回は、石原知事が自ら前向きな姿勢をみせ、いよいよ現実味を帯びてきただけに、都庁や都議会内には「任期途中で辞めるのでは」などの臆測も出始めている。 ◆前向き◆ 「あまり亀井静香(国民新党代表)の流した『怪情報』にはだまされない方がいいよ。3月は私、一番忙しいんだからね。(都の)予算やってて」 石原知事は記者会見の冒頭、3月末までに新党を結成することで合意したとする報道をいきなり否定してみせた。しかし、都議会で予算が成立した後の可能性を問われると、「そういうことになるかも分かりませんな」と語り、「いくらでも協力します。合意はします」と新党参加に前向きな姿勢を見せた。 新党の