神宮外苑の花火大会を前にブルーシートをガムテープで固定するなどして場所取りする様子が見られた=7日午後、東京都新宿区の明治公園(撮影・川口良介) 花火大会や祭りなど野外イベント真っ盛りの季節になったが、見物客が粘着テープを地面に張って場所取りをする行為が各地で問題化している。そのままごみとして放置されるだけでなく、点字ブロックを隠したり、芝生や道路の舗装が損傷したりする悪質なケースも目立つ。主催者側が「モラルに頼るのは限界」と禁止する例が相次いでいるものの、見物客らの多くは迷惑行為との意識が薄く、被害は減りそうもない状況だ。(芦川雄大) 粘着テープを使った場所取りは、地面に段ボールやビニールシートを固定する形で周囲を張る方法のほか、粘着テープのみを地面に四角く張り付け、場所を使う権利を主張する方法も広がっている。 4万2000発の花火が見ものの諏訪湖祭湖上花火大会を15日に控える長野県諏訪